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日立の新型装甲ドーザhttps://twitter.com/kusurou_/status/1631288437411049474/photo/2


施設作業車
75式ドーザの後継は施設作業車かと思っていましたが防衛装備庁から2020年陸上自衛隊の「75式ドーザ」後継の開発・製造契約を日立製作所と締結と発表があった。
その後新型施設作業車もしくは三菱重工業、DSEI JAPANで装軌式装甲車ファミリー「MITSUBISHI TVP」の構想(東京防衛航空宇宙時評とTwitter上で今思えば新型ドーザ(装甲付き)の模型の写真が載っていた。

クスロウ@kusurou_氏のTwitterにて新型ドーザ(装甲付き)を昨夜発見、改めて今日の記事にした

私は施設作業車は75式ドーザの後継と思っていましたが施設作業車はウクライナ侵攻戦争のような環境下で塹壕堀等掘削を目的にした装備で装甲付きパワーショベルというのが立ち位置だろう一方新型ドーザ(装甲付き)は読んだ通り装甲付きブルトーザーということだと思う。
地雷を表土ごと押しのける
新型ドーザ(装甲付き)(工兵ブルドーザー)や、車体前部にドーザーブレードを取り付けた戦車は地雷が敷設され地帯を突破する際、地雷が埋設されているであろう表土を押しのけるのに使用される。糺し短時間で進路を啓開するための手法であり、起爆せず排土の中に残った地雷は別途無力化する必要がある。工兵ブルドーザーといえば湾岸戦争時米軍のM9 ACEが地雷原を啓開しそのままその土砂土砂を塹壕に押し込みイラク軍陣地を次々突破していった事が有名です。
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新型ドーザ(装甲付き)は73式牽引車の日立製作所製である血脈を受け継いでいる


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Объектさん@objec1のTwitter 
https://twitter.com/objec1/status/1617640391666466816
· 午前6:48 · 2023年1月24日日立のドーザ(装甲付き)
量産単価は約5.6億円(約30両取得時)
初めて詳細な写真が公開されました
https://twitter.com/objec1/status/1413381848659496964/photo/2

日本の防衛省注目の96式装輪装甲車後継の装輪装甲車に、パトリア AMVXP 8x8 を選定した。日本での供給とサービスを確保するため、日本での車両の製造ライセンスが含まれている。

陸上自衛隊はこれまで国内防衛産業のために外国製に比べてコストパフォーマンスが著しく劣る日本製を調達していました。防衛産業側から言わせればそれでも利益が上がらないが半ば国益の為ボランティア的に関わってきました。僅かな開発費用で多くの場合開発企業が持ち出しで開発した新兵器が不採用となればフザケルナ!となって当然だ。今回の装輪装甲車(改)の開発事業中止のコマツでありデータ改ざんで指名停止となり、次期5.56ミリ機関銃選定に試作品を出していたが、評価試験を途中で辞退した住友重機械工業である、民間部門が防衛産業から一斉に撤退しているのが現状である。






パトリア AMVXPの採用は、国産兵器重視の防衛ドクトリンの主要な変化と相まって、おそらく今後高額な陸上自衛隊専用装備に予算を提供するつもりはないことを意味します。



しかし中途半端な決断に思えます。今回のニッチな特殊車両75式ドーザ後継 新型ドーザ(装甲付き)を採用したことと矛盾する。16式機動戦闘車は陸自の主要装備でいるのであるからファミリー化の観点からMitsubishi MAVを採用しないデメリットは大きい。
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https://trafficnews.jp/photo/122190
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https://trafficnews.jp/photo/122190#photo1
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https://www.youtube.com/watch?v=B4bf9Hio8_o


現在、陸上自衛隊96式装輪装甲車82式指揮通信車のような装輪車両をパトリアAMXモデルに置き換えることのみを確認されている。

悔しいことに清谷の東洋経済記事「防衛省の「次期装輪装甲車」決定に見た調達の欠陥」の中に実は日本の防衛省が採用する次期装輪装甲車と共通戦術装輪車はともにほぼ同レベル要求仕様の8輪装甲車である。共通戦術装輪車にはすでに三菱重工業のMAV(Mobile Armored Vehicle)が採用されており」とある。防衛装備庁のサイトで陸上自衛隊の次期装輪装甲車(人員輸送型)の車種選定結果について を読み直しました陸上自衛隊の次期装輪装甲車(人員輸送型)の車種選定結果をよくよく読めば「AMV」を次期装輪装甲車(人員輸送型)として選定した。と書いてあり共通戦術装輪車には触れていません。
当ブログ2020年06月07日記事


を読み返すと「共通戦術装輪車(歩兵戦闘型及び偵察戦闘型)が23億円別途予算が組まれている。次期装輪装甲車と共通戦術装輪車は別の契約で、共通戦術装輪車は三菱重工のMAV発展系を導入し、かつ、次期装輪装甲車を導入するという契約のようだ。」と分析していた・・・そうだった忘れていた!
だからと言って
清谷氏の言うところの共通戦術装輪車にはすでに三菱重工業のMAV(Mobile Armored Vehicle)が採用されており」については疑問が残る。

87式偵察警戒車の後継である「偵察戦闘型RCV型」と、89式装甲歩兵戦闘車である近接戦闘車計画は今後どうするのか? Patria AMXの派生型ですますのだろうか ウクライナ侵攻戦争を観る限り装軌式の存在価値はそれなりに高い装軌式75式ドーザ後継は装軌式の新型ドーザ(装甲付き)となった、装輪式では置き換えれない。



2022年12月9日パトリア AMVXP 8x8が選定され三菱MAVの不採用で共通戦術装輪車がなくなったのでは?と思っています。
 陸上自衛隊が2022年4月に出した「令和4年度役務等契約(技術援助)募集要項」によると、同年8月から9月の期間で「『共通戦術装輪車』(第2次試験)射撃試験に関する技術援助」が、さらに10月には「『共通戦術装輪車』(第3次試験)射撃試験に関する技術援助」の実施が盛り込まれていました。
昨年10~11月頃九州の演習場や富士山近傍の演習場などで各種試験を実施するために移動していたものと思われれる動画がネット上に流れていた。いま思えば三菱MAV採用の形勢不利とみた三菱重工側のリーク動画でした。
近接戦闘車のwikiの情報も三菱重工側の書き込みも全てパトリア AMVXP 8x8 を選定前でした。
しかし16式機動戦闘車の調達は依然継続されそうなので、パトリア AMVXP 8x8ファミリーとは別に16式ファミリーとして「共通戦術装輪車」が動いている可能性が残ります。89式と87式の後継の近接戦闘車計画のうち装輪装甲車はパトリア AMVXP 8x8 のファミリーになるのか16式ファミリーの三菱MAV系列になるか依然謎です。パトリア AMVXP 8x8の採用でかえって混乱しているのではないか?
下手をすると三菱重工さえもコマツ同様陸上車輛兵器から撤退しかねない。(無いとは思うけど)

少なくとも装軌式の73 式装甲車と装軌式89式装甲戦闘車は Patria AMXの装輪装甲車の派生型での置き換えはしないのではないかと思います。現在表向き開発している装軌式装甲車両は将来水陸両用車だけである。そうなると装軌式の73 式装甲車と装軌式89式装甲戦闘車の後継は将来水陸両用車そのものになるか将来水陸両用車の派生型を装軌式の73 式装甲車と装軌式89式装甲戦闘車の後継近接戦闘車とするのではないか?今後陸自の主戦場が北海道から諸島部となればありえる話だと思う。

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将来水陸両用車





性懲りもなく反国産兵器のアジテーター清谷は高速水陸両用装甲車も反対している、清谷の言わんとすることはわかるのだが、なんでも反対だと旧民主党、現立憲民主党とあまり変わらない、国民からそっぽを向かれ嫌われて当然だ。