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カテゴリ: 軍事(航空・宇宙)


12月25日
ATLA・防衛装備庁のHPにおいて安全保障技術研究推進制度実施中の研究課題プレス発表を行った研究成果一覧が更新されました。

XF-9エンジン後継次世代エンジン開発のキー素材の開発に成功について載っていましたのでご紹介します。

これは次期戦闘機F-3(第6世代戦闘機)以降のエンジン開発のキー素材となる。
極超音速エンジンの開発は21世紀中盤から後半にかけて戦闘機開発の雌雄を決する。
ロシアは既に第6世代戦闘機として極超音速機の開発を手掛けている。

画期的と思われていたステルス技術がほぼ賞味期限が過ぎ、ステルス技術は、ほぼ破られている。21世紀
盤から後半にかけて優越性が高い戦闘機は極超音速性能と、大気圏離脱と突入性能にらりそうだ。そのキー素材は高性能の耐熱材であると思う。

世界初!遮熱コーティング材料にナノドメインを導入し、遮熱性の大幅改善を実現!
~ 次世代航空機エンジンの燃焼効率向上に向けて大きく前進 ~
【JFCC】2019年7月1日


1.現状と課題

 航空機エンジンの燃焼効率向上(CO2排出量削減)を図るためには、タービン入口温度の高温化が有効です。しかし、タービンを構成するノズルやブレード等に使用されている耐熱合金は、その耐用温度を遙かに超える高温の燃焼ガスに曝されるため、大量の圧縮空気による冷却が不可欠となります。そのため、従来より、耐熱性に優れる部材を用いて部材冷却効率の向上と燃焼制御技術の高度化を図ることにより、エンジン燃費とNOx排出量の両方を削減する取り組みが精力的に行われてきました。その取り組みの一つに、低熱伝導性に優れる耐熱性酸化物を合金表面にコーティングし、部材内部への熱の流入を抑える方法(遮熱コーティング注1)があります。

 一般に、酸化物を低熱伝導にするためには、内部に熱伝導を担うフォノン(注2)を効果的に散乱させる箇所を導入する方法がとられます。そのため従来の遮熱コーティング候補素材の低熱伝導化については、結晶学的に隙間の多い構造を有する耐熱性酸化物を対象に原子レベルのフォノン散乱による効果が検討されてきました。しかしながら、この手法には限界があり、新しいアプローチが切望されていました。


2.研究成果

 この度、JFCCは、トーカロ株式会社と共同で、原子よりもすこし大きな「ナノレベルのフォノン散乱」の効果に着目しました。つまり、結晶学的に隙間の多い耐熱性酸化物に対して、「結晶内にナノサイズのドメイン」(注3)を自発的に形成することで、ドメイン界面におけるフォノン散乱による低熱伝導化の可能性を検討しました。

(1)まず、結晶学的に隙間の多い構造を有する耐熱性酸化物として、カチオン欠損ペロブスカイト型酸化物(注4、RTa3O9、R:希土類元素)を選択しました。Li電池分野のカチオン欠損ペロブスカイト型酸化物(AB3O9)では、結晶格子の構成要素であるBO6八面体が交互に傾斜してドメインが形成されることが知られています。ここで、BO6八面体の傾斜角が大きくなるとA-O結合距離の偏りが大となります。

(2)そこで、この関係を利用し、第一原理分子動力学計算(注7)により、RTa3O9におけるR-O結合距離分布に及ぼすR元素の影響を解析しました(図1)。その結果、Laのようにイオン半径が大きい場合はR-O結合距離分布は1本のピークでR-O結合距離偏りが小さいのに対して、YやYbのようにイオン半径が小さい場合はピークが2本に分かれてR-O結合距離の偏りが大きく、TaO6八面体の傾斜が大となることが予測されました。また、電子顕微鏡によって得られる電子回折図形(注6)を解析した結果、TaO6八面体が交互に傾斜し、かつ正方晶系であることがナノドメイン形成の支配因子であることが示唆されました。

(3)上記解析結果に基づいて、RTa3O9(R=La、Yb、Y)サンプルを作製し、熱伝導率を評価しました。その結果、ドメインが形成されていないLaTa3O9に比べて、高温で上記条件を満足、即ちナノドメインの形成が予測されるYbTa3O9およびYTa3O9の熱伝導率は極端に低く、次世代遮熱素材として検討されているGd2Zr2O7を凌駕する低熱伝導性を示すことが明らかとなりました(図2)。

(4)YbTa3O9の高分解能STEM-ABF像(図3、注5)を見ますと、数nmサイズの規則的なドメインが形成され、この界面が顕著な低熱伝導化に寄与していることを示唆しています。このような結晶内のナノドメイン形成による遮熱コーティング素材の低熱伝導化は “世界初”といえます。


3.今後の展開
 
ドメインサイズ制御によるさらなる低熱伝導化の可能性を検討するとともに、機械的特性や燃焼模擬環境下における耐久性等を評価することで、適用されている高温部材の表面温度を、現状の1200℃から1400℃レベルまで高めるべく、革新的遮熱コーティングとしての適用を目指していきたいと考えております。
 本研究は、防衛装備庁平成30年度安全保障技術研究推進制度委託事業の一環として、トーカロ株式会社と共同で実施したものです。

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図1 第一原理分子動力学計算(注7)によるR-O結合距離分布(RO-TaO2面間)

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図2 RTa3O9(R=La、Yb、Y)の熱伝導率の温度依存性

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図3 YbTa3O9の高分解能STEM-ABF像(注5)(<001>晶帯軸入射に近い条件)

【用語説明】
※1) 遮熱コーティング
  航空機用エンジンや火力発電プラントのガスタービン高温部材の金属基板上に施工されるコーティング層で、耐熱性の高い金属結合層と、低熱伝導性を有するセラミックストップコート層から構成される。現状では、セラミックス層としてイットリア安定化ジルコニアが採用されている。このセラミックス層をガスタービン高温部品の表面に施工して、金属基材温度を100~200℃程度低下させることにより、燃焼ガスの高温化と基材の長寿命化を可能としている。
※2) フォノン
  固体において、熱は波動性を持った格子振動が伝播することにより伝わるが、フォノンはこの格子振動を量子化した粒子、即ち熱伝導を担う基本単位といえる。このフォノンの固体中における伝播を散乱させることができる場所として、粒界や異相界面、原子空孔、置換元素等が挙げられる。
※3) ドメイン
  固体において、原子が規則正しく配列し、結晶の周期性が保たれている領域をドメイン、結晶の周期性が変化する界面をドメイン界面と呼ぶ。
※4) カチオン欠損型ペロブスカイト
  RTa3O9(R:希土類元素)で示される酸化物。BaTiO3(チタン酸バリウム)のように、ABO3 という3元系からなる遷移金属酸化物の結晶構造において、A元素の2/3が欠損した構造の酸化物である。カチオンの欠損率が極めて高く、原子レベルのフォノン散乱場所が多量に導入された遮熱素材といえる。
※5) STEM-ABF像
  Annular Bright-Field Scanning Transmission Electron Microscopyの略称で、環状検出器により透過ビームの周辺部に散乱された電子を用いて明視野STEM像を取得する手法である。高角度散乱環状暗視野(High-Angle Annular dark-field: HAADF)法に比べて、ABF法で得られる像は原子番号の違いによる強度差が小さいので、軽元素と重元素が混在する結晶の原子コラムの観察に効果的である。
※6) 電子回折図形
  透過型電子顕微鏡 (TEM)等を用いて、試料に電子を照射して干渉パターンを観察することにより物質を研究する手法であり、固体の結晶構造の解析に用いられる。
※7) 第一原理分子動力学計算
  実験的なパラメーターを用いることなく、量子力学に基づいて電子の状態を求めることで原子間相互作用(エネルギーと力)を計算し、更に、ニュートンの運動方程式に基づき、任意の温度での各原子の運動を模擬する手法である。
本研究では、超高温遮熱を可能とするセラミックスコーティング膜材料の実現を目指し、理論計算により最適化学組成と層構成に関する設計検討を行うとともに、実プロセスを通じ条件の最適化を図った研究でした。

 JAXAの航空エンジン研究 

極超音速推進技術 
Hypersonic Propulsion Technology 

極超音速旅客機に適用する極超音速予冷ターボジェットの設計、製作、実験を進めてきました。このエンジンは、極超音速飛行における
高温流入空気を冷却するために、コアエンジン上流に設置された予冷器を使用します。このエンジンは離陸からマッハ5まで連続して作動させることができます。

極超音速予冷ターボジェットの実験
Experiments of Pre-Cooled Turbojet Engine

 マッハ5における空気温度は 1300K 程度になります。この温度が極低温の液体水素を使用する予冷器によって、600K 程度まで低下します。 
 
  極超音速予冷ターボジェットエンジンはこの予冷器によって保護されています。また、予冷によって圧縮動力が低減するためエンジンの推力が向上します。極超音速予冷ターボジェットの性能は、地上静止燃焼実験と極超音速推進風洞実験によって検証されてきました。

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地上静止燃焼実験
Sea Level Static Firing Experiment

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極超音速推進風洞実験
Hypersonic Propulsion Wind Tunnel Experiment


極超音速実験機の設計解析
Design Analysis of Hypersonic Experimental Aircraft

極超音速旅客機の実現を目指して、極超音速実験機の設計解析を進めています。国産観測ロケットを用いて、極超音速実験機をマッハ5で 飛行させることを検討しています。この飛行実験で、極超音速予冷ターボジェットマッハ5推進性能を評価することを目指しています。

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極超音速旅客機
Hypersonic Transport Aircraft
JXSAでは極超音速予冷ターボジェットの開発が進行中でマッハ5で飛行可能なエンジンである。また、ATLAでは将来の誘導弾への適用を目指し、従来のエンジン技術では実現できなかった高高度極超音速(マッハ5以上)巡航を可能とする「スクラムジェットエンジンの研究」を実施しています。

本研究では、装備品としての実現に留意し、従来までの研究の主流であった水素燃料に比べ、機体規模の小型化、入手性・貯蔵・取扱の容易さに大幅に優れる炭化水素燃料(ジェット燃料)を採用するとともに、超音速から極超音速までの幅広い速度域での作動を実現する、ラムモードとスクラムモードの2つのモードによるデュアルモード・スクラムジェットエンジンの実現を目指しています。

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極超音速飛しょう体イメージ図
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極超音速飛しょう体の飛しょう経路(例)

炭化水素燃料を用いたスクラムジェットエンジンの成立性の検証のため、JAXAとの研究協力の下、燃焼試験を行い、ジェット燃料によるスクラム燃焼に成功するとともに、冷却系検討に資する基礎データを取得しました。
 これらの研究成果に基づき、実飛しょうを想定したスクラムジェットエンジンシステムの研究に取り組んでいます。

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燃焼試験の概要 試験実施場所:JAXA角田宇宙センター

注)スクラムジェット燃焼器は上図赤線部分を模擬
燃焼試験結果の例
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この開発中の極超音速用エンジンのキーはこの超高温遮熱コーティングシステムであろう。

【WING】 2019.11.19


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※図1=DMSJの課題克服について(提供:防衛装備庁)

必要な推力獲得の見込み、極超音速飛翔可能に

 防衛装備庁が研究を進める「極超音速飛行を可能とするスクラムジェットエンジンの研究」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との研究協力によって、燃焼器コア部を試作。燃焼試験では、極超音速時と、超音速時の両モードで良好な燃焼を確認した。さらに、この燃焼試験の解析によって、目指す飛翔に必要な推力を見込めることが分かった。ゲームチェンジャーとなりうる極超音速誘導弾の研究が進んでいる。

 これは防衛装備庁が去る12・13日に行った技術シンポジウムで示した研究の成果。この誘導弾が実現すれば、マッハ5の極超音速で飛翔しながら、高度・軌道の変更して目標まで到達することになる。相手側の地対空ミサイル(SAM)からすれば、高度制限を超える非常に高い高度を高速で飛んでくる。高高度の迎撃システムでは、下限の下を飛んでくる。非常に迎撃が難しい高度を高速で飛び、かつ軌道変更ができて、動きが予測しにくいもの。

 燃焼器の燃焼試験では、燃焼器のコア部分を試作。JAXA角田宇宙センターの基礎燃焼風洞で試験を行った。ジェット燃料であるJetA-1を用いて、極超音速で巡航飛行するスクラムジェットモードと、超音速で加速するラムジェットモードで燃焼試験を実施。両モードとも安定して燃焼すること実証した。また、モード別に燃焼する部分が異なることを確認することができた。さらに、取得した燃焼器壁面静圧分布によってエンジン内部の流れの解析を行った。すると、実機相当のエンジンでは要求する飛翔に必要な推力を得る見込みとなった。

ブースターで超音速まで、弾頭が極超音速へ

 この研究の目的は、極超音速の巡航と超音速の加速を両立させる「デュアルモード・スクラムジェットエンジン(DMSJ)」を成立させること。さらには、即応性を確保するジェット燃料を採用すること。そもそもスクラムジェットエンジンは、自機が一定以上の速度をもって飛行しなければ作動できないエンジン。極超音速の気流を空気取り入れ口で圧縮。その超音速の気流に燃料を噴射して燃焼させることで推力を得る。大きな特徴は、ダクトのような構造となっていて非常にシンプルな形状であること。しかしながらマッハ5以上の飛翔が可能であって、その速度域では最も推力・燃費性能の高いエンジンとなる。世界各国で関心を示していて、研究開発が進められている。特に米国ではX-51プログラムとして先行して研究を進めているところだ。

 スクラムジェットエンジンを搭載した極超音速飛翔の仕組みは、飛翔体に加速するためのスクラムジェットエンジン部分を搭載する。これに、ある速度まで加速するためのブースターが付くことになる。打ち出した直後は、ブースターによってスクラムジェットエンジンが作動する速度まで加速する。一定の速度に達したら、ブースターを切り離し、スクラムジェットエンジンを作動させてさらに加速。極超音速で目標まで飛翔する。

 この研究は装備庁として経験が浅い。強力な研究パートナーとして、JAXAとの間で研究協力を結んでいる。JAXAが目指すのは宇宙輸送機などで、異なるアプリケーションになるが、超音速から極超音速へ加速していく技術、ジェット燃料を使用する技術は両者共通していて、研究協力が成立している。 

即応性確保のためジェット燃料採用 

今後エンジンシステムレベルで地上試験も

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※図2=2モードでの燃焼試験結果(提供:防衛装備庁)

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※図3=スクラムジェットエンジンの概略(提供:防衛装備庁)

将来このエンジンは、2050年頃に開発されるであろうF-3将来戦闘機の更に後継となる次々世代戦闘機(”仮称”F-5極超音速戦闘機)のメインエンジンとなり、変則軌道弾道弾や極超音速巡航ミサイルの迎撃任務に当たっているかもしれません。

安全保障技術研究推進制度 終了評価結果(平成30年度)より

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極超音速無人機 以下目標仕様
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極超音速複合サイクルエンジン 以下目標仕様
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安全保障技術研究推進制度 終了評価結果(令和2年度)
より
超高温遮熱コーティングシステムの開発
 



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中国のFC-31ステルス計画が実を結ぶ 次世代戦闘機の初飛行は2021年に予定されていると国営メディアが報じる

中国の国営メディア「グローバル・タイムズ」が引用した専門家の話によると、中国の次世代戦闘機の新クラスの初飛行は2021年に行われる見込みだという。

具体的な戦闘機のクラスは不明だが、航空機はFC-31プロトタイプ(別称J-31)をベースにしていると推測されており、ツインエンジンの中重量設計である。

2020年12月まで、中国は米国以外で第5世代戦闘機を開発・実戦投入している唯一の国であり、2017年3月からJ-20ヘビー級プラットフォームが就役し、2020年には強化型のJ-20Bが生産開始されている。

今回言及された新型次世代戦闘機は、まだ飛行したとは考えられていないJ-20Bの可能性もあるが、全く新しい機体設計に基づいた機体の飛行試験が行われることが示唆された。FC-31をベースにした戦闘機(最終的な名称は確認されていないが、ここからは「J-31」と呼ばれる)は、分散型開口部システム、洗練されたステルスコーティング、PL-15 AESAレーダー誘導空対空ミサイル、世界最先端の電子戦システム、センサー、データリンクなど、J-20Bと同じ技術の恩恵を受けることが期待されている。

J-31」戦闘機が中国人民解放軍(PLA)でどのような役割を果たすのかは明らかではないが、現在運用中の中重量戦闘機はなく、このデザインが明確な後継機として機能するだろう。

空軍の戦闘機部隊は過去に近代化努力の一環として、重量範囲の異なる戦闘機の間で移行してきたが、この航空機は潜在的にPLAの在庫の中で最も古い航空機の一つであるJ-8 II中重量の第四世代の迎撃機を置き換えることができます。前者がSu-27やJ-11Aのような「フランカー」シリーズのヘビー級機の後継機として十分に高いと考えられれば、近代化計画の中で重要な位置を占めることになるだろう。

新しい戦闘機はJ-20よりも運用コストがかなり安くなると予想されており、より安価な補完機として投入され、PLAが第4世代戦闘機への依存からより早く移行できるようになることを意味しています。また、J-20 が国内では非常にエリートなプラットフォームとしてのみ使用され、J-11B や J-16 のようなフランカー由来のジェット機はデザインの権利に関するロシアとの合意により海外には提供されないが、J-31 はアメリカの F-35 やロシアの Su-57 に対抗するために販売される可能性がある。

中国はまた、主にパキスタン、ナイジェリア、ミャンマーなどの第三世界の外国のクライアントのために、「J-31」と同じエンジンを使用する可能性がある軽量シングルエンジン設計の第三のステルス戦闘機クラスを開発していると考えられています。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

殲-31(歼-31)またはJ-31戦闘機といえば、F-351戦闘機を双発にして丸パクリし初飛行たものの、あまりの駄作機ぷりに輸出もできず壮大な無駄遣いになった試作戦闘機になりかけた。

当初輸出用として最も期待していたのはパキスタンであったが、2014年の珠海航空ショーでJ-31を操縦したパキスタンのパイロットは操縦感覚について「NO」を8回繰り返し否定的なコメントをした。

パキスタンですら買わないJ-31はそのままお蔵入りするかと思ったが・・・
空母を建造したが、搭載するはずのSu-33をデットコピーしたJ-15があまりに使い物にならず、J-15を改良するのを諦めJ-31を改良する案が浮上した。

J-31戦闘機はFC-31戦闘機とも呼ばれ、瀋陽飛行機が開発したステルス戦闘機である。2017年以降、その後ニュースが無く姿を現しませんでした輸出もできず正式化の可能性もないと思っていましたが、しかし、FC-31はバージョン1.0、バージョン2.0、バージョン3.0として改良を重ね、バージョン3.0は2021年内に初飛行するとのニュースが流れている。


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J-31バージョン1.0は2012年10月初飛行したが、輸出も海軍にも採用されなかった。その後、よりF-35に近く直線的だった1.0より丸みを帯びたバージョン2.0機の試作機を製作した。バージョン2.0試作機は2016年に初飛行したが、やはり輸出も、海軍も採用されなかった。



中国のRecordchinaの記事によれば、FC-31バージョン2.0と米国のF-35戦闘機には大きなギャップが残っていることが原因だと報じられている。例えば、エンジンや爆弾搭載量が問題であったとされる。

2020年のパリ・エアショーでは、再びFC-31戦闘機バージョン3.0モデルが登場した。FC-31バージョン3.0戦闘機モデルは、バージョン2.0のデザインを継承した上で、胴体を大きくし、背もたれを高くし、エンジンルームも膨らませている。新しいアビオニクスシステムを搭載して後付けされるだけでなく、マガジンと燃料容量を増やしている。ロシア製のRD-93エンジンから中国国産ターボファン-19エンジンへ換装され離陸重量は約30トンに達する。印象は、F-35とF-22の中間に見える。

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FC-31はバージョン3.0として年内に初飛行し、艦載機として採用される見通しだという。はたして、艦載機として成功できるのであろうか?失敗すれば空母が完成しても搭載する戦闘機が無いことになる。

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当ブログは 航空自衛隊の戦闘機として決定する前からF-35に対して、辛口の記事を書いてきました。F-4EJ改の後継としてのF-35採用42機については、やむを得ないと思いました。空自はF-22を採用する気でしたが、依然日本を同盟国として信用できない米国議会が輸出許可を出さず、日本はF-35採用を引き延ばし続けたがFXとして時間切れで採用した。これはやむを得ない選択であったかもしれない。

ただし、私はF-35ではなくタイフーンの採用もしくはF-2改とF-15preMSIPの高性能改造案を当ブログにて推奨しておりました。もしF-2改が採用していたならば、ステルス性能以外F-35を凌駕するF-16V(F21)を更に上回る4.9世代の高性能戦闘機となったかもしれない。


確かに、現時点では、米国と米国の同盟国は第五世代戦闘機としては、F-35しか選択肢はない。しかし、F-35の限界は、F-15X、F-16V(F-21)というステルス性能以外F-35に遜色ないか凌駕するする戦闘機の登場がよく表している。

その中で、米国でF-35戦闘機の調達中止の可能性について語られている。





米議会予算局、F-35導入全機中止、F-22とB-1Bの即時退役、空母の建造中止などを要求

1 ::2020/12/18(金) 13:21:06.64 ID:XYL8ctpC0.net 2BP(2000)
https://img.5ch.net/ico/u_doutei.gif
2020.12.17

米議会予算局(CBO)は連邦政府の債務残高は2021年に国民総生産(GDP)比107%に達して2050年までにGDP比195%に到達すると指摘、財政赤字を削減するための指導オプションを発表。

空軍
●2022年までに最強だけどF-22の全機退役
●2022年までに便利だけどB-1Bを全機退役させて戦略爆撃部隊の規模縮小
●次世代ステルス爆撃機B-21の開発延期
●核弾頭を搭載可能な空中発射型の新型巡航ミサイルの開発中止
●糞みてえなF-35Aの導入を即刻全部中止して代わりに役立つF-16V導入

海軍、海兵隊
●艦艇建造予算を10年間で510億ドル(約5兆2,600億円)削減
●12隻調達予定だったF-35Cすら発艦できねえジェラルド・R・フォード級空母調達を4隻で打ち切り
●現在14隻の戦略ミサイル原子力潜水艦を8隻まで削減●糞みてえなF-35BとF-35Cの導入を即刻全部中止してF/A-18E/F blockⅢ導入

陸軍
●大陸間弾道ミサイル(ミニットマンⅢ)の削減(提案程度)

米議会予算局、財政赤字削減のためF-35導入中止やF-22退役を提案

もはや米国は破綻寸前なので、予算削減は避けられない問題なのだろう。
特に注目すべきは、F-35導入中止をCBOが提案している点だ。
それは、F-35はOTHレーダー、S+C+Xバンド等の複合レーダー、そして米空軍が既に運用しているE-2D等のUHFバンドのレーダー等からのステルス性は絶無であり、開発完了前に陳腐化してしまった為である。

ちなみに米空軍は既にF-35を諦めており、第6世代戦闘機Next Generation Air Dominance(NGAD)の試験飛行に成功した。
なお、F-35は日本には最新鋭機と偽り、多数売りつける予定である。
米空軍NGAD実証機 既に飛行試験中
2020.09.16

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http://naviationjapan.com/wp-content/uploads/2020/09/NextGenAirDominance.jpg


それはそうとして、特に海軍は、もはや中国海軍に敗北するのは不可避と見ているのだろう。
帝国海軍で言えば大和特攻時の大本営海軍部といったところか。
>F-35Aの導入を即刻全部中止して代わりに役立つF-16V導入という。
開発の終わったばかりのF-35ではあるが、顕在化してきたF-35の致命的欠点である
ステルス性能を追求するあまり、ステルスが破られればただの戦闘することが可能な早期警戒機にすぎなくなる。米国はF-35の次の世代の新戦闘機を既に初飛行しているとの噂があり、F-35は既に見切られている可能性がある。


2020年09月16日

日本の次期戦闘機は、三菱重工業を中心とした日本連合に米国のロッキード・マーチン社が協力することを選んだ。ロッキード・マーチン社は、F22戦闘機やF35戦闘機といったステルス機を開発するが、エンジンは国内開発の高性能エンジンXF-9であるから、残念ながら極超音速機にはならなそうだ。


F-35を開発している段階で、既にF-35戦闘機はステルスではなかった。

日本では2015年にアンチステルスレーダーとして次世代監視レーダー(マイモレーダー)の試作施設が公開された。また、日本も採用したE-2D早期警戒機もステルス機を探知することが可能だ。

UHFバンドレーダー、量子レーダー、Sバンド+Cバンド+Xバンドのトリプル複合バンドレーダーもステルス戦闘機はステルスではなくなる。

ロシアは第6世代戦闘機をステルスに頼るのではなく、極超音速性能の方向で開発しているようだ。米第6世代戦闘機はステルスで極超音速の性能を目指している。

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そんななかで、防衛省は航空自衛隊の次期戦闘機をこれから開発する。

航空自衛隊の主ミッションは防空だ。空自は毎日の生活ロシア、中国の軍用機の接近に対応し戦闘機の防空識別圏への侵入は常態的だ。日本の場合は実際の戦闘より以前に日常的にスクランブル発進を行うため、長距離でミサイルを打ち合う戦闘ではない。ステルス戦闘機とは、レーダーで探知されにくいだけである。機基本的に熱源として赤外線っで容易に探知される。

現代の空中戦は、戦闘機同士が近距離で戦うドッグ・ファイトではなく、超長距離からミサイルを発射し、回避し合う戦い方が主流。このためステルス機が優位になる一方、情報を複合的に組み合わせて敵機の位置を正確に把握する機能が求められるようになっている。

第5世代にあたるF22戦闘機と第4世代戦闘機F-15やF-16との模擬空中戦で108対0の撃墜率を記録した。

中国は第5世代のJ-20・J31戦闘機の開発を進め、ロシアは同じく第5世代のSU57戦闘機の開発を推進している。ロシアもSU57を配備直前だ。

F-35はJ-20・J31戦闘機やSU57戦闘機とステルスや電子戦を行いながら長距離でミサイルを打ち合う戦闘であれば、優位と考えられている。ステルス機を発見できるカウンター・ステルス機能、そして敵から電波妨害を受けても性能が落ちない対電子戦機能、データリンクや無人機による情報収集によって数的劣勢を補う機能などだ。

F-35はF-15JやF-22のような制空戦闘機というより空対空性能もある攻撃機の性格が強い。

防空戦闘機で望ましい性能は長距離・長時間飛行、接近してくる機体が兵装を発射する前に交戦する高速飛行、視界内ドッグファイトで敵を上回る操縦性が必要だ。供用して40年のF-15JイーグルがこれらすべてでF-35を上回る。

マッハ1程度のF-35の性能ではスクランブルには向いていない。領空に侵入し警告しても引き返さない場合、まずは銃で警告する。その結果として目視距離でドックファイト戦闘が発生する可能性がある。F-35は防空戦闘機インターセプターに向いていない。F-35では次期戦闘機の条件に見合う性能を有していない。F-35では次期戦闘機の役割をカバーできない。

とはいえF-35のステルス性能と強力なネットワークセンサーはF-15を上回る残存性が生む。日本はステルスと空対空戦の双方を実現する機体を求めている。

その為、防衛省が次期戦闘機に求めるコンセプトは、F-35を圧倒的に上回るステルス性能、高度ネットワーク戦闘、高度な捜索・探知レーダー、ミサイルなどの武器搭載量に加えドックファイト性能が重要である。有視界の空中戦は・現在でも航空戦力の要である。

F-35は、全生産予定数が現段階で非常に多いため、1機当たりの開発コストが薄まり、性能のわりに格安な戦闘機となっている。残念ながら2050年まで西側各国空軍の主力戦闘機の地位を維持することでしょう。


アメリカのF-35艦隊のほぼ3分の2はミッションに対応していません:F135エンジンが問題を引き起こしています

国防総省の買収責任者である退任したエレン・ロード氏とのインタビューで、F-35統合攻撃戦闘機プログラムの状況と、同機の任務遂行率に関する現在進行中の問題点が明らかになった。F-35は、F-22の軽量化、低コスト化、低価格化を目的とした低メンテナンス、低コストのシングルエンジン戦闘機として設計されましたが、この種の戦闘機としては運用コストとメンテナンスの必要性が非常に高く、稼働率に大きな影響を与えています。このため、国防総省はF-35の艦隊を維持することは手の届かないものになりかねないと警告を発している。対照的に、F-35が代替するように設計された第4世代戦闘機F-16は、1時間あたりの運用コストが約7700ドルで、シンプルで低コストな設計のため、数百機が就役しているにもかかわらず、艦隊の中で最も高い準備率を持っています。

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F-35 (top) and F-22 Next Generation Fighters

ロード次官補は、F-35 艦隊について次のように述べています。"我々は現在、完全な任務遂行能力が36%であり、艦隊の50%を目指して努力している」と述べていますが、これは艦隊の3分の2近くが運用準備ができていないことを意味します。これは、2018年にジェームズ・マティス国防長官が米空軍の戦闘艦隊の80%の戦闘準備率の目標を設定した後に来ました。この目標を達成することを完全にあきらめたが、F-35は未だに平均以下の性能を持っている。Lord氏は、ミッション可能なF-35の割合が低いのは、F135エンジンのパワーモジュールとキャノピーの両方の問題が進行中であるからだと述べた。彼女はさらに、このプログラムが、キャノピーの外層がベースから剥がれ落ちる「透明度剥離」という長年の問題に悩まされていることを強調した。F-35は、低コストで低メンテナンスの戦闘機の役割を満たすことができないと認識されているため、多くの著名な役人から不人気のプログラムとなっています-アメリカ空軍は、納入時には少なくとも50歳になるように設計されているにもかかわらず、古いF-16へのさらなる投資を計画しています。

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F-35 Stealth Fighters on Runway

退任するクリストファー・C・ミラー国防長官は、注目すべきことに、F-35プログラムについて、ペンタゴンが "怪物を作った "と言及し、"F-35は...の一部だ "と述べた。元上院軍事委員会のジョン・マケイン委員長は、以前、国の'壊れた防衛獲得システム'の'教科書的な例'としてF-35に言及した。彼は上院へのブリーフィングでさらに述べています。"F-35プログラムのパフォーマンスの記録は、コスト、スケジュール、パフォーマンスに関して、スキャンダルであり、悲劇でもある。戦闘機の性能不足は、NSNやランド・コーポレーションのような幅広いシンクタンク、政府監視プロジェクトのような組織、国防総省のチーフ・ウェポン・テスターのマイケル・ギルモアや海兵隊のダン・グレイザー大尉のような個人によって批判された。戦闘機は数年遅れのままで、予算を大幅にオーバーしており、いまだに高強度戦闘の準備ができているとは考えられていない。
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F-35のコックピットはパイロットにとってハイテクすぎますか?オペレーターは「役に立たない」高度な機能に苦しんでいます

F-35第五世代戦闘機は、現在欧米で生産されている有人戦闘機の中で最も洗練された戦闘機であり、第五世代の能力を持つ唯一の欧米の戦闘機である。シングルエンジン機は、F-22ラプターの航空優越性プラットフォームの軽量化と低コスト化のために設計され、F-35は推力が少なく、ステルス性が低く、飛行性能ははるかに劣りますが、10年以上も後に開発され、特にアビオニクスや電子戦システムの面で多くのより高度な技術を利用しているという利点があります。第五世代戦闘機の中では、中国のJ-20プラットフォームに匹敵するものがある。にもかかわらず、アメリカの航空雑誌「ハッシュキット」が実施したパイロットへのインタビューでは、戦闘機のインターフェースやコックピットディスプレイに苦戦している人が多いことがわかった。これらは、F-16やF-18のような試行錯誤された戦闘機の設計に比べて、いくつかの欠点があります-F-35が主に代替するために設計された航空機です。

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F-35 (left) and F-22 Stealth Fighters


F-35のコックピットには複数のスクリーンがあり、戦闘機が衛星や監視ドローン、他の戦闘機とデータを共有しているため、パイロットは戦闘中に膨大な量の情報にアクセスすることができます - 最新のデータリンクを欠いているF-22では特にそうではありませんが。それにもかかわらず、スイッチではなくタッチスクリーンを使用しているため、多くの問題が発生しています。スイッチが正常に反転したことを確認するスイッチの「クリック」はタッチスクリーンには対応しておらず、タッチスクリーンタブレットやスマートフォンのユーザーは知っていると思いますが、コマンドを入力しても数秒間何も起こらないということは珍しいことではありません。匿名でインタビューされたパイロットは、F-35のタッチスクリーンが結果を与えるために失敗した時間の約20%であると述べています。彼はこのように述べています。

"最大の欠点の一つは、タイピング中に何かに手を固定することができないということです。

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F-35 and F-16 Fighters

その利点にもかかわらず、タッチスクリーンシステムを使用することの難しさは、パイロットの反応時間を減少させる可能性があり、戦闘中に非常に危険な状態になる可能性がある。パイロットがF-35のインターフェースで指摘したもう一つの問題は、F-22やF-16のような古い航空機で使用されているヘッドアップディスプレイに取って代わる40万ドルの「マジックヘルメット」であった。パイロットは、ヘルメットの視野に合わせて情報を縮小するのではなく、より広く情報を表示することができるので、古いディスプレイの方が優れているとの信念を表明した。彼はさらに、明らかに役に立たない音声認識システムを批判した。

"音声入力はジェット機のもう一つの機能だが、私は有用だとは思っていない。地上ではテスト用の装置ではうまく機能するかもしれませんが、飛行中のGの下では頼りになるほど安定して機能するとは思えません。それを使っている人には会ったことがありません。"

F-35が改良され続け、最近のブロック4のアップデートで戦闘性能と競争力が真剣に向上しているので、これらの問題の多くが修正される可能性が高いです。パイロットが前述の問題に関して一貫して同じようなフィードバックを提供するならば、F-35の将来のバリエーションはかなり優れていて、現在のインターフェースの問題を克服することができるでしょう。
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Blog Before Flight Staff】2020.12.23

ロシアの第6世代MiG-41戦闘機は2025年に初飛行へ

ロシアは2013年から新型迎撃機MiG-41(またはPAK-DP)の開発を極秘に進めている。これまでに明らかになった数少ない詳細によると、乗員の有無に関わらず運用可能な第6世代の単座・単発超音速機になるという。ロシア空軍の現役迎撃機であるMiG-31フォックスハウンドの後継機として、MiG社によって構想されました。

北極圏などの低温下や宇宙空間に近い高度での迎撃任務を遂行することができます。エンジンは大気圏外でも作動します。

MiG-41は超音速(時速5,500km)、航続距離1,500km、高度100kmまで飛行することができます。

第5世代のSu-57戦闘機に採用されている既存のレーダー吸収材が超音速ミッション専用に設計されていることから、新たなステルス技術を誇ることになり、対艦ジルコンやキンジャール多目的ミサイルなど、現代のあらゆるタイプのミサイルを搭載することができるようになります。さらに、射程距離300kmまでの標的を攻撃できる世界最強のR-37空対空ミサイルを搭載します(将来的には、R-37は400km用に設計されたKS-172に置き換わります)。

MiG-41は、多機能長距離迎撃ミサイルシステム(MPKR DP)を搭載しており、一旦発射されると、複数のサブミサイルを発射して超音速兵器を全滅させることができます。

ロシアの人気サイト「Avia.Pro」によると、MiG-41は2025年に初飛行する予定だという。それによると、最初のプロトタイプは2023年までに完成し、その後約2年間の地上試験を経て完成するという。ロシア軍は2028年頃に最初のPAK-DPを受け取ることができるようになるだろう。MiG-31は2030年に退役すると予想されている。


ロシアが第6世代戦闘機の開発を開始 - 超音速エンジンを搭載する予定

超音速エンジンを搭載した最新の戦闘機迎撃機の開発開始をメディアが報じた。

ロシアの航空設計者は、第5世代の戦闘機の作業を終えた後、第6世代の戦闘機の作業を開始する機会を与えられた。この戦闘機は、時速6000キロ以上の驚異的な速度を開発することができ、数十キロの高度まで上昇することができると報告されている。

ロシアの通信社スプートニクによると、これはMiG-41戦闘機を指し、その開発は、ちなみに、私たちは航空機が今後数年間で離陸することを状態にすることができます数年間進行中である。

日付に第六世代戦闘機MiG-41は、歴史の中で最速の戦闘機になります、その専門家はそれのためのベースがよく第五世代戦闘機Su-57のための基礎になる可能性があるという事実に注意してください。

多くの専門家や防衛省の情報源によると、MiG-41戦闘機は2025年までにロシア空軍に採用される可能性があり、この戦闘機の試作機は今後2年以内に製造される可能性があると考えられています。
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日本は、とんでもない戦闘機と競合しなくてはならない、領域は成層圏から宇宙にかけてだ。次世代戦闘機F-3が配備される2035年にはF3が見劣りしてしまう可能性もなきにしもあらず、戦闘機というより宇宙戦闘機に近く、米国で開発中のSR-72 Son of Black Bird に対抗する機種かもしれない。


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【ZAPZAP】2021年02月23日

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近年、第6世代戦闘機や次世代偵察機など、飛行速度を大幅に増加させた機体の開発が噂されていますが、これに関してロシアではこのような機体も迎撃が可能になるかもしれない長距離要撃機を開発していることが確認されていると報じられています。

 World of Warplanesというゲームのウェブサイトによると、最近、老朽化したMiG-31の迎撃機の後継機として長距離迎撃機MiG-41の開発が始まっていることを確認したと報じています。

これによると、新しいインターセプターは『MiG-41』と呼ばれており、既に開発段階に入っているとのこと。ロシア国立技術グループは「次世代迎撃機の研究開発が始まり、コードネーム「MiG-41」の長距離空軍統合システム(PAKDA)プロジェクトの開発段階にある」と述べたとしています。

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記事では新しい重迎撃機のMiG-41という機体名以外、プロジェクトの進捗状況についてはほとんど情報は提供しなかったとしています。ただ2013年以降、ロシアのミコヤン設計局はMiG-31をベースにした新しい長距離要撃艇を開発しているといい、これは老朽化しているMiG-31戦闘機を置き換える計画の一部になっています。現在、MiG-31の耐用年数は2028年に切れるとされています。

MiG-41の具体的な性能は明らかになっていないことが多いもののはっきりしていることとして、これは多くのミサイルよりも速く飛行できる戦闘機と言われている点です。MiG-41はマッハ4.0~マッハ4.3で飛行するように設計されていると主張しています。

報告書ではMiG-41が多機能の長距離迎撃ミサイルシステムを搭載し、極超音速ミサイルの迎撃機になるというロシアの「イズベスチヤ」からの報告を紹介しています。迎撃ミサイルシステムには、極超音速兵器を迎撃する可能性を高めるために複数のサブ軍需品が装備されます。2018年8月にはMiG-41にはミサイル防衛レーザー兵器が装備されており、宇宙に高高度でも飛行できるようになると述べています。

MiG-41は未知な部分が多いものの、戦闘機としては世界最速の機体になる可能性があるといい初飛行については2025年以降が予定されていると言われています。
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http://www2.tbb.t-com.ne.jp/imaginary-wings/

【日経新聞】2021年1月1日 2:00 



防衛省は2035年にも遠隔地から操作する無人戦闘機を配備する方針だ。複数の有人機や無人機を通信でつなぎ、一体的に運用して探知や迎撃をする。次期戦闘機と同時期の導入をめざす。中国の軍事技術の進展を見据え、無人機が主導する「ドローン戦」に対処できる装備を整える。

防衛省によると、中国は超音速巡航が可能な「第4世代」戦闘機を1000機超保有し、機数は日本の3倍に達する。相手のレーダーに探知されにくいステルス性能を持つ「第5世代」も着々と配備する。戦闘機では日本が数的に劣勢だ。

日本を含む各国は中国への抑止力を高めるため研究を急ぐ。無人機の配備は防衛力強化による戦争の抑止につながる一方、戦闘に入るハードルが下がる面も指摘される。

防衛省は無人機の活用を①個別に操作②有人機が複数の無人機を同時に動かす「チーミング」③無人機の編隊が自律して戦闘参加――の3段階で想定する。自律型兵器は極めて高度な人工知能(AI)技術が必要となり国際ルールも追いついていない。まずは「チーミング」の技術について35年の実現をめざす。

国内企業が基礎技術の研究を進める。無人機の操作や飛行制御技術をSUBARU、複数の戦闘機の間で瞬時に情報を共有するシステムを三菱重工業と三菱電機が研究する。防衛装備庁では無人機に積むAIの構想も検討する。米国や英国の企業との共同研究も見据える。

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遠隔操作と飛行制御の研究には総額25億円、AI構想には2億円を投じる。小型実験機をつくり、有人機からの指令通りに無人機を動かす。研究期間が終わる24年度ごろの飛行実験をめざし、25年度以降に実際に配備する無人機の具体的な設計や機能の選定に入る。

無人機には敵の動きの探知やミサイルによる攻撃能力の付与を検討する。1人のパイロットが複数の無人機を動かしたり、他の戦闘機と情報連携したりすることで、少ない人的資源で対処力を高めることが可能になる。自衛隊員の安全を守りながら危険が伴う空域での情報収集もしやすくなる。

無人機はパイロットが乗り込むスペースが必要なく機体を小型化しやすい。設計が容易になり、安価に製造できる利点もある。一方で敵の攻撃に効果的に対処するには膨大な情報を処理して瞬時に対抗手段を決めるAIが欠かせなくなる。

無人機の研究は各国が進める。米国は19年に実験機を初飛行させた。小型爆弾を2発以上搭載できるとされ、対地攻撃や空対空戦闘の機能をもたせるとみられる。英国は22年の初飛行を予定し、開発中の次期戦闘機との連携を想定する。オーストラリアは有人機の警戒監視を支える統合センサーの搭載を検討している。

中国は軍民融合で無人機研究も進める。17年に尖閣諸島周辺の日本領空内に中国の小型無人機が飛行するなど、既に無人機を使った挑発行為の事例がある。AIによる戦闘支援システムの研究にも関心を持つとされる。AIの活用が進展すると日本にとって一層複雑な対処が必要になるとの指摘がある。
 
【関連記事】


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http://www2.tbb.t-com.ne.jp/imaginary-wings/

日経新聞は、正月元旦に、航空自衛隊の次期主力戦闘機には、随伴する無人機の開発を本格化させるという話題を記事にした。

当ブログでもウイングマンと呼ばれる人工知能(AI)で航行する複数の無人機が、次期戦闘機と編隊を組み、パイロットの指示を受けながら作戦行動にあたる計画であることを何度か記事にした。

 

 

以前のリークでは令和3年度に実験用無人機の製造に着手し、令和6年度(2024年)頃の飛行実証試験の実施を目指すとの情報でしたが、今回の記事では、2024頃までにまず小型実験機を製作し、有人機からの指令通りに無人機を動かす実験を行う。2025年度以降に実際に配備する無人機の具体的な設計や機能の選定に入るという。

無人実験機はX-2に相当する後継機となるので現時点ではXX-3とでも呼んでおこう。2024年にはXが取れ、晴れてX-3とでも呼ばれるのであろうか?(笑)

日本においては、無人機のAIに応用可能な基礎研究は、ATLA航空技術研究所 先進技術推進センターでは長年行われており、更に、国内民間研究機関、理化学研究所等で、既に学術的に基礎研究は長年行われている。

また、極秘ではあるが川崎重工は独自に無人戦闘機の研究を重ねている。

 

それを応用するのであれば、小型実験機を製作し実証するだけで、無人戦闘機実現のハードルは低いのではないか?



現段階で新無人戦闘機のアウトラインはまだ見えてはいないが、日経記事の「防衛装備庁では無人機に積むAIの構想も検討する。」との記載は、引っかかる。だが、自律的な飛行制御やAIによる戦闘支援能力が無ければ、そもそも次期戦闘機と連携する無人戦闘機の構想を15年後に配備する予定の国産の無人戦闘機を製作しないであろう。無人戦闘機にAIを搭載しないわけがなく、何を言っているのかわからない。

防衛省の予定では、次期戦闘機は2035年(令和17年)度に配備が始まる。XX-3より発展した無人戦闘機もそれにあわせ2035年(令和17年)度に配備されるだろう。

2016(平成28)年、「将来無人装備に関する研究開発ビジョン~航空無人機を中心に~

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無人機は敵戦闘機との空対空戦闘(空中戦)に随伴して支援にあたる。現在は4機程度で編隊を組むのが一般的であるため、母機となるF-3次期戦闘機1機につき無人戦闘機3機程度の編成を想定している。

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無人戦闘機には、敵情報を探知するセンサーとして前方を飛行させる任務のほか、研究が順調に進めば、空対空ミサイルで敵戦闘機を攻撃する能力も備えさせたい考えだ。

防衛省は令和2年12月21日発表された「我が国の防衛と予算(案)-令和3年度予算の概要」において次期戦闘機関連(約731億円)のうち、 次期戦闘機の開発に576億円、遠隔操作型支援機技術の研究として15億円が計上された。有人機の支援を行う遠隔操作型支援機の実現に求められる編隊飛行技術やヒューマン・マシン・インターフェース技術等に関する研究を実施される。

現在、主要国(米中欧露)は、有人機と協調行動を行う高度に自律化された無人航空機の開発を進めており、こうした技術は、将来の航空戦闘を大きく変化させる可能性があると考えられて世界的潮流である。自律型無人機は、有人機との役割分担を行い、危険な状況下での情報収集・偵察・監視や戦闘などの任務を担当するほか、戦況から各機が採るべき戦術を策定して有人機のパイロットなどに提案し、人間による処理の負担を軽減するといった先進的な機能や能力が想定されています。また、人命リスクがなく機体が低コストといった特性を有する無人機を活用することで任務をより低リスクで行うことが可能となります。

新戦闘機F-3の配備が始まる2035年(令和17年)には世界は無人機で戦う時代になっている可能性があり、無人機はもはや無人戦闘機となっているであろう。

 

米国や豪では、第五世代無人機戦闘機としてステルスUAV「5GAT」、DARPA X-61AGremlins、XQ-58A バルキリーヴァルキリーが開発中である。また第五世代無人機戦闘機になりうる空中給油ドローンMQ-25スティングレイが配備されている。


これら第五世代無人機戦闘機の機体は敵レーダーに探知されにくいステルス性を持っており、その能力は偵察や限定的地上攻撃といった従来の無人機任務に加え、電子戦支援能力も持たせる方向で開発が進んでいる。特に地上攻撃は、敵勢力の対空砲火や地対空ミサイルによる反撃を受ける危険性があり、こうした任務を任せられる“ウイングマン(僚機)”と共同作戦を行うことができるのが、第六世代戦闘機の定義となる。

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数年前に日本も導入するのではないかと噂された電子戦機EA-18Gグラウラーの役割を新無人戦闘機が担い電子戦行うことで、作戦の柔軟性が飛躍的に向上する。

新無人戦闘機は「スター・ウオーズ」で主人公のルーク・スカイウォーカーが宇宙戦闘機を操縦する際にアドバイスを行うロボット「R2-D2」のように、搭載するAIは人間のパイロットよりも迅速に脅威に対応できる可能性がある。操縦者の命令に反応するだけではなく、状況に応じ命令を予測し、パイロットに指示を出す可能性がある。映画のR2-D2は操縦者と同じ機体に乗っていたが、実際新無人戦闘機AIは人の操縦者とは別の機体を自律的に操縦することになる。

別の機体を自律的に操縦することにより、電子戦機・偵察や地上攻撃だけでなく、これまでの無人機では不可能だった対戦闘機戦闘、いわゆる空中戦すら可能となるとみられているのだ。近年AIは、例えばアルファ碁のように、人間の領域だった世界を大きく超えてきているので、例え高度な技術と知識が必要とされてきたドックファイトですらも、生物では越えられないGの限界がない無人戦闘機が有人戦闘機に勝るのは当然である。

2035年F-3のウィングマンとなる新無人戦闘機が人工知能を持ち、F-3を守りつつ任務を遂行する。R-2D2が乗った無人戦闘機はSFではなくもう数年後の世界なのである。AISiriを搭載したスマートフォンアプリや、AIに対する入出力装置であるスマート・スピーカーが一般家庭に普及している現状を考えれば、新無人戦闘機の登場は必然であり、令和のゼロ戦は有人戦闘機F-3より新無人戦闘機に与えられるかもしれません

新無人戦闘機の計画はファイアービーのような無人標的機のようにあ「使い捨てにしても惜しくない低コスト航空機技術」の延長線上にあり、第五世代無人戦闘機「5GAT」、DARPA X-61AGremlins、XQ-58A バルキリーヴァルキリーなどは、高性能巡航ミサイルとほぼ同額である価格を目指している。無人機を年間100機の生産なら1機あたりの価格を200万ドル程度に抑えるのが目標とされている。

現在わが国の新無人戦闘機がいったいいくらになるかは不明だが、10億~20億円程度であれば、F-3戦闘機1機に対し3機の無人戦闘機が配備となれば、F-3が90機でも新無人戦闘機は270機となり、F-3部隊は合計360機となる。さすれば、現状の中国空海軍戦闘機群を圧倒できる戦力となる。

日本は異常な国防費をつぎ込む中国に対し「量より質」で対抗せざるを得なかったのだが、新無人戦闘機は「量と質」の両方で対抗できるようになる可能性が出てきた。

また搭載するミサイルは、どんどんスタンドオフ化が進み、敵基地攻撃用ミサイルの射程は1000km~2000km以上となってきている。我が国は現在3種類のスタンドオフミサイルを輸入導入し、6種類のスタンドオフ敵基地攻撃/対艦ミサイルを開発中である。



それに伴い、スタンドオフミサイルを迎撃するSAMの長射程化も進んでおり、特にロシアの最新対空、対BMDミサイルS-500に至っては射程3500kmである。防空用として使用される場合でも射程400Kmあり、日本が開発中の中SAM改をベースに極超音速ミサイルを迎撃する新迎撃ミサイルは射程距離は公表されていないが、大幅に長射程化しているはずである。


現在日本が英国と共同開発中のJNAAM長距離空対空ミサイルの射程は公式150km~200km関係者筋の話では300km以上とされているが、スタンドオフミサイルが、超音速化し、また1000km以上飛行する時代、F-3次期戦闘機や新無人戦闘機が携行するであろうAAMも長射程化が進み400~500kmの射程を有する可能性がある。


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Concept art released by the the Air Force Research Lab in 2018 shows a potential next-generation fighter concept, or F-X. (Air Force Research Laboratory)

【ZAPZAP】2020年12月31日 

アメリカで開発が進んでいるとされる第6世代戦闘機。これはF-22やF-35といった第5世代戦闘機の上をいく新世代機になるのですが、これに関してどうやら副操縦士として人工知能を搭載する方針だと報じられています。

 環球網によるとアメリカのポピュラーメカニックスのウェブサイトで報じれたな内容として米空軍が密かに開発中の新型戦闘機、わいゆる第6世代戦闘機に関して人工知能(AI)の副操縦士を搭載すると報じています。

https://mil.huanqiu.com/article/41EH6fqSpbt

アメリカが開発している第6世代戦闘機については1年以内に設計、製造もしくはテストが実施されると言われており、現在F-22やF-35など第5世代戦闘機には搭載されていなかった人工知能を搭載することで、一般的な単座戦闘機でも複座戦闘機のような複雑な操作や任務を行えるようにするとしています。

現在米空軍は第6世代戦闘機の具体的な性能などは明らかにしていないのですが、あくまで非公式の情報として人工知能を搭載する可能性が指摘されており、今月中旬に米空軍はArtooと呼ばれる人工知能を発表していたことからも何らかの関係があると見られています。

ただこれはU-2という高高度偵察機に搭載されてたもので航空機のレーダーとセンサーのタスクを処理するAIになっているとのこと。

現代の空中戦は単純に第二次世界大戦時のようなレーダーやミサイルも搭載していなかった時代に比べると遥かに人間が扱わなければならない情報が増えています。コックピット周りをみても分かるようにレーダーや各種コントロールスイッチで敷き詰められており、戦闘機に搭載された各種センサーから出力された情報を人間が判断し攻撃などを行っています。

一方で人工知能も副操縦士を搭載することで通信や脅威の判定、ネットワークセキュリティ、ナビゲーションなどの比較的単純なタスクを処理することができると考えられています。同時に人間のパイロットは武器の発射の有無、飛行計画の変更、基地・空中また地上とのコミュニケーションにより集中することができるとしています。




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 次期戦闘機を日米で開発 三菱重主導、ロッキードが支援 
【日経新聞】2020年12月11日 18:00   

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米ロッキード・マーチンはF35などの開発実績をもつ(ステルス戦闘機「F35A」)

政府が2035年の配備をめざす次期戦闘機の開発体制の大枠が固まった。三菱重工業を開発主体として、米防衛大手でF35などの開発実績をもつロッキード・マーチンが技術支援する。日米企業が協力して開発し、自衛隊と米軍が一体運用する最新鋭機となる。中国の軍事的台頭など緊迫する東アジア情勢をにらみ、日米同盟の連携を深める。

次期戦闘機は日米が共同開発した航空自衛隊のF2戦闘機の後継にあたる。防衛省は約90機を生産する計画で、配備までの総事業規模は5兆円を超すとの見方がある。

政府は18年末にまとめた中期防衛力整備計画(中期防)で日本の防衛産業を中心に次期戦闘機を開発すると記した。日本企業主導が実現すれば、1970年代に三菱重が開発したF1戦闘機以来となる。

防衛省によると中国は主力と位置づける「第4世代」の戦闘機を1000機超保有する。10年で3倍に増やした。相手のレーダーに探知されにくいステルス性能を備えた「第5世代」の配備も着々と進める。ロシアも第5世代機の導入を目指しており、大型の攻撃用無人機も開発中だ。

こうした動向を踏まえ、次期戦闘機は艦船や地上への攻撃、空中戦を全てこなす「マルチロール機」と位置づける。ステルス性能や、電磁波の妨害を受けても作戦を続けられる能力を備える。中国やロシアが最新鋭機の配備を進めているのに対応する。

防衛省は今年10月、開発主体として三菱重と契約した。同社が機体の設計やシステムの統合を担う。エンジンはIHI、機体はSUBARU、レーダーは東芝や富士通、電子戦装備を制御するミッションシステムは三菱電機などがそれぞれ担当する想定だ。

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日本は40年以上、国内企業主導で戦闘機を開発していないため、技術支援にあたる外国企業の選定も進めてきた。防衛省は11月までにロッキードと米ボーイング、英BAEシステムズの3社に絞り(1)レーダーやミサイルなどのシステム統合力(2)高いステルス性と運動能力(3)効率的な開発技術――の面から評価した。

ロッキードを選んだ理由は開発実績と日米の同盟関係だ。世界最強と評されるF22やF35を開発し、ステルス技術にも定評がある。主に機体設計やシステム統合の面で三菱重に協力する。

開発時には日米のインターオペラビリティー(相互運用性)を重視する。有事に備え、次期戦闘機は米軍の主力のF22やF35とデータを連結させ、共同で作戦を展開しやすくする。

ロッキードは日本への提案にあたり、米ノースロップ・グラマンと連携した。ノースロップは複数の戦闘機で情報を結びつける「データリンク」やセンサーに強い。ロッキードと組むとノースロップの技術支援も受けやすくなる利点もある。

個々の構成部品は日本と防衛技術の研究で協力関係を構築している英国の企業との連携も探る。BAEは電磁波を使い相手の攻撃を防ぐ電子戦技術に強みがある。

次期戦闘機の開発を日本主導で進める背景には、国内企業のイノベーションや新産業育成につなげる思惑もある。

防衛産業のなかでも戦闘機の関連産業の裾野は広く、1機種あたりの製造に約1000社が関わるとされる。必要となる技術は高出力エンジンから赤外線センサー、軽くて丈夫な機体、情報システムと多岐にわたり、それぞれに高度な技術力が求められる。日本主導での開発を通じ、最先端分野でのイノベーション創出を狙う。



次期戦闘機は、航空自衛隊F-2戦闘機の後継機として、いよいよわが国主導でロッキードが支援する方法で開発が始まります。

防衛省、防衛航空産業関係者、私のようなミリタリーファン待望の新戦闘機の開発が始まる。完全なる純国産ではないが辛うじて日本主導となった。

ロッキードマーチン社が選定された理由について公にすべきと思うが、日本にF-35を提供し、三菱重工と協力してF-35を製造し、名古屋にある最終組立およびチェックアウト(FACO)施設で提携する関係があり、無難な選択といえばその通りである。

個人的にはボーイング、ノースロップ・グラマンとBAEシステムズも絡めて国際連合で開発が選択できなかったか若干残念だ。

F-35は西側の戦闘機として格安な統一戦闘機となりつつありますが、日本は異なる戦闘システムを備えた戦闘機を複数機種備えることで、航空優勢を有効に獲得・維持できると考えています。

日本は長年にわたり3機種以上のの戦闘機からなる戦闘機体系を構築していました。
つい2007 年 11 月の米国 F-15 空中分解事故を受け た飛行停止となった際は老兵F-4EJが日本の空を守り続けました。

今後もF-15MSIP+F-2+F-35からF-35A/B+F-15JSI+F-3で航空優勢を獲得・維持してくために、この体制を将来にわたって確保していく必要があります。

3機種体系の一翼F-2戦闘機は、2035(令和17)年頃には退役が始まる予定ですので、その時期までに後継機を導入し、戦闘機体系を維持していくためにも、2020年にF-2後継機となる次期戦闘機の開発に着手する必要があります。

次期戦闘機は、2050年以降の脅威に対しても、日本の主力戦闘機としての性能を維持していく必要があります。そのような戦闘機を開発するにあたり、防衛省が重視していることは、日本の必要な改修を必要な時に施すことができる改修の自由度と拡張性の為自由にアップロードしていく必要があります。
ここで新戦闘機の開発は国内への機体や構成システムに関する深い技術的知見の蓄積及び国内維持・整備基盤の確保していかなければ、永久に日本は戦闘機開発能力を失う。

だが、ロッキード社を引き入れることによって、その自由が失われやしないか?本当に開発コストや開発遅延に伴うリスクの低減できるのかは、私はいささか疑問に思う。

次期戦闘機の開発は、防衛省のこれまでの航空機開発事業と比べても極めて大規模な事業です。ロッキードはいったいどの部分の支援なのかよくわからないが、ロッキードと組んで輸出への布石となればいいのだが、F-35を沢山売りたいロッキードと利害が二律背反していることが・・・・気になるが、そもそも輸出できるか日本はハードルが高すぎる。

【東京新聞】2020年11月25日 20時41分 (共同通信)
 
自民党国防族ら有志議員の勉強会が、航空自衛隊F2戦闘機の後継となる次期戦闘機を巡り、政府に対し将来的な海外輸出を見据え、開発に取り組むよう求める提言案を取りまとめた。次期戦闘機の生産数がF2の機体数にとどまれば、コスト面で「デメリットは大きい」と強調した。党関係者が25日、明らかにした。

 総開発費2兆円超と見込まれるコストを抑制する観点から、有志議員と政府は3月に輸出の妥当性を巡り議論を開始。議員側には提言により輸出への道筋を付ける狙いがあるが、憲法の平和主義や武器輸出を規制する「防衛装備移転三原則」に抵触する恐れがあり、実現に向けたハードルは高い。

自民党の有志議員で構成する「日本の産業基盤と将来戦闘機を考える研究会」(会長・浜田靖一元防衛相)のメンバーが防衛省で岸 信夫防衛大臣に、F-2後継戦闘機について、海外輸出を念頭に置いて開発を進める提言書を手渡しました。

対次期戦闘機の開発費は2兆円を超えると見積もられていますが、その一方で調達数は最大でも90機程度でしかなく、1機220億円の開発費+機体費用で300億円となる。

日本単独で費用対効果の面で開発を疑問視する声が存在し、輸出なくして費用を回収することはできない。輸出を行なって生産機数を増やすことで巨額の開発費を回収し、また日本の防衛産業を保護育成したいところだが、2014年に制定された「防衛装備移転三原則」が制定されたが、戦闘機の輸出は認められていない。

また、F-35は依然輸出されており、米国空海軍の第6世代戦闘機、イギリスの「テンペスト」や、フランス、ドイツ、スペインが共同開発する「NGF(New Generation Fighter)」といったライバルがあり、日本の高額な戦闘機を買う国など見当たらない。

国際市場では、ロシアのSu-57や中国のFC-1やJ-31といった強力な競争相手、この中で次期戦闘機が競争に勝ち抜いて外国の採用を勝ち取るのは、まず難しい。

現実を考えると次期戦闘機は本当に前途多難である。


 

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C2BMCネットワークでEOR機能活用し、目標撃墜

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 米ミサイル防衛局(MDA)は11月16日(米ハワイ標準時)、ハワイ北東沖に展開したイージス弾道ミサイル防衛(BMD)システム搭載アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ジョン・フィン(DDG-113)」が、SM-3ブロックIIAミサイルによって大陸間弾道ミサイル(ICBM)目標を撃墜し、迎撃に成功したと発表した。

 この開発試験(FTM-44)は、日米が共同開発しているSM-3ブロックIIAのICBM目標迎撃能力を実証するためのもので、SM-3ブロックIIAを使用したBMD能力を備えたイージス艦による6回目の試験になる。FTM-44は今年5月に実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響による人員・機材の移動制限のために延期されていたという。

 なお、この試験は米国側が単独で実施しており、防衛装備庁や開発担当の三菱重工業など日本側関係者は参加していない。

 試験では、11月16日19時50分(ハワイ標準時)にマーシャル諸島共和国・クェゼリン環礁に所在するロナルド・レーガン弾道ミサイル防衛実験場からICBM目標を発射。「ジョン・フィン」はハワイ防衛想定の一環として、指揮統制戦闘管理通信(C2BMC)ネットワークを介した遠隔交戦(EOR)機能を使用し、C2BMCシステムから受信した目標の追跡データに基づいてSM-3ブロックIIAを発射し、目標を撃墜したとのこと。・・・

※写真=イージス駆逐艦「ジョン・フィン(DDG-113)」が、SM-3ブロックIIAミサイルによってICBM目標を撃墜し、迎撃に成功した(提供:MDA)

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※写真=クェゼリン環礁から発射したICBM目標(提供:ノースロップ・グラマン)

※ この資料はレイセオン・テクノロジーズが 2020年11月17日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・要約し、配信するものです。資料の内容および解釈については英語版が優先されます。

米国アリゾナ州ツーソン (2020年11月17日) — 米国ミサイル防衛局の歴史的かつ初めての実験において、高性能BMD迎撃ミサイルSM3ブロック2Aが、大陸間弾道ミサイルを想定した標的を大気圏外で迎撃し、破壊しました。レイセオン・テクノロジーズ(NYSE:RTX)の一部門であるレイセオン・ミサイルズ&ディフェンスが製造したこの迎撃ミサイルは、日本の三菱重工業と共同開発したものです。

レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスの戦略的ミサイル防衛担当副社長であるブライアン・ロセリは次の通り述べました。「このミサイルによるICBM迎撃試験は初めてです。今回の試験により、米国が、長距離を飛来する脅威に対し新たな防衛の層を設け、それを実行可能なオプションとして得たことが証明されました」

BMD迎撃ミサイルSM-3シリーズはこれまで、その他のミサイルすべてを合わせたよりも多く、大気圏外における迎撃を実行してきており、同種のミサイルのなかでは、海上、陸上どちらからでも使える唯一の兵器です。

この歴史的な低軌道からの試験ではレイセオン・インテリジェンス&スペースのセンサーも使用しました。実験中、早期警戒衛星のセンサーは標的を探知、追跡し、そのデータを指揮官に伝達しました。

レイセオン・テクノロジーズは、ミサイル防衛関連の製品ラインナップとして、センサー、エフェクター、指揮統制システム、それらの統合作業を一体化し、米国やその同盟国に最先端のミサイル防衛力を提供します。


レイセオン・テクノロジーズについて

レイセオン・テクノロジーズは、世界中の民間企業、軍隊、各国政府といった顧客に高度なシステムやサービスを提供する航空宇宙・防衛会社で、業界を牽引する4事業部門、すなわちコリンズ・エアロスペース・システムズ、プラット&ホイットニー、レイセオン・インテリジェンス&スペース、レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスから成っています。従業員総数は195,000名で、当社が世に知れた科学分野の最前線で活動するための原動力です。彼らは、量子力学、電気推進、指向性エネルギー、極超音速、アビオニクス、サイバーセキュリティの各分野で、それぞれの限界を押し広げるソリューションを想像し、実現させます。当社は2020年、レイセオン・カンパニーとユナイテッド・テクノロジーズの航空宇宙事業を経営統合してできた会社で、マサチューセッツ州のウォルサムに本部があります。
歴史的な実験が成功した。
かつて弾道ミサイル迎撃ミサイル(ABM)がICBMを迎撃できるという前提条件で米ソ間で1972年、弾道弾迎撃ミサイル制限条約(ABM条約)が締結された。

今考えるとなんと滑稽な条約であったのか!  更にICBMを宇宙空間にて迎撃するというSDI構想のコケ脅しによって、ソ連は国家だ崩壊してしまったのだ。すべては、迎撃困難なICBMを核弾頭付の迎撃ミサイルで迎撃できるという幻想の上で成立した夢物語の上に成り立っていた話である。

SM-2によって中距離弾道弾を迎撃することは可能であったが、更に高空を飛行するICBMは今まで困難とされていたが、ICBM迎撃したのは歴史的に初めてのことである。





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【Yahooニュース】10/27(火) 4:17配信 

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夜空に浮かぶ月(2019年6月10日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News(AFP=時事)

【AFP=時事】月面にはこれまで考えられていたよりはるかに大量の水が存在する可能性があるとした論文2本が26日、英科学誌ネイチャー・アストロノミー(Nature Astronomy)に掲載された。将来の宇宙探査で、飛行士が月面で飲み水や燃料を補給できる可能性を高める発見だ。

 月にはかつて水が全く存在しないと考えられていたが、約10年前、月面に閉じ込められた水の痕跡を確認する一連の観測結果が発表されていた。ただ、これまでの研究では水(H2O)と水酸基(OH)の区別はできなかった。

 今回の論文のうちの1本を執筆した研究チームは、月面の恒久的に太陽光が当たらない場所に無数に存在する極小サイズの「コールド・トラップ」に氷が蓄積していることを確認。水が閉じ込められている表面面積はこれまで考えられていたよりもはるかに広い約4万平方キロに及ぶ可能性があるとした。

 2本目の論文では、従来よりも短い波長を用いた観測により、太陽光が届く場所にも水分子が存在する証拠を確認したとされている。【翻訳編集】 AFPBB News

ITmedia佐藤由紀子2020年10月27日 14時47分 公開

 米航空宇宙局(NASA)は10月26日(現地時間)、太陽光の当たる月の表面で水(H2O)を確認したと発表した。月に水が存在することは既に確認されているが、太陽光の当たらない場所のみだった。地球からも見えるクレーターで水が確認されたのはこれが初。

 発見したのは、NASAとドイツ航空宇宙センターの共同プロジェクトによる成層圏赤外線天文台「SOFIA」。ボーイング747を改造したこの特別機は、最高で4万5000フィート(約1万4000メートル)の高度で飛行し、直径106インチの望遠鏡を備え、地上の望遠鏡では見ることのできない太陽系の天体を観察している。

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月と月に閉じ込められた水分、SOFIAのイラスト(画像コピーライト:NASA / Daniel Rutter)
 
SOFIAの望遠鏡は赤外線カメラで水分子特有の波長を検出できる。この機能により、月の南半球で地球からも見える「クラビウスクレーター」内に高い濃度の水分子を発見した。解析の結果、1立法メートル当たり約350ミリリットルの水が存在するとみられる。ちなみに、サハラ砂漠にはこの100倍の水があるという。それだけ微量ではあるが、この発見は、水がどのように生成され、過酷で空気のない月面でどのように持続するかについての新たな疑問を提示する。

 
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SOFIAの望遠鏡(画像:NASAの動画より)
 
SOFIAは引き続き太陽に照らされている月面で水の探索を続ける。SOFIAが収集したデータは、極地探査ローバー「VIPER」のミッションを補足し、将来の有人宇宙探査のための月の水資源マップ作成に反映する。

 NASAは「アルテミス計画」の下、2024年には宇宙飛行士を月面に送り込む計画だ。



月の雫という甲州の銘菓をご存じだろうか?
今は信玄餅のほうが有名だが、信玄餅より歴史のあり、月の雫は
信玄餅とならぶ甲州の二大銘菓である。


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月の雫(つきのしずく)は、江戸時代享保年間より作られている甲州の名物菓子で、山梨特産の甲州ブドウを糖衣でくるんだもの。白い液状のざらめを練って加熱し、その中に生のブドウを入れることによって作る。この名称はブドウが月の光を吸って育つという伝承がもとになっているともいわれる。

偶然に月の雫と名付けられたこの菓子は、まさに月に存在する水を表現したようだ。

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硬い岩石は糖衣で、岩石の中の水は葡萄の果実・・・偶然とはいえ何やら因縁を感じる。
100年後、一般市民が観光でもし月世界旅行が可能となったとしたら、月旅行のお土産は月の水でぶどうの果肉を再現した「リアル月の雫」がお土産の定番になるかもしれませんね。(笑)

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2020年10月1日(木)中秋の名月
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まあ、スマホではこの程度
中秋の名月は満月の日の前日ですが、ほぼ真ん丸に見えます。
町田市上空澄んだ夜空に浮かぶ
中秋の名月。





 
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 三菱スペースジェット、開発を事実上凍結へ 需要蒸発と完成度不足 
【 Aviation Wire】By Tadayuki YOSHIKAWA共有する:2020年10月22日 23:36 JST

 三菱重工業(7011)が、国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を事実上凍結する方向で調整していると、共同通信が10月22日に報じた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、需要回復が当面見込めないため。一方、Aviation Wireの取材では、設計変更を反映した最新の飛行試験10号機(登録記号JA26MJ)の完成度が低く、米国へ持ち込むレベルに達していないことがわかった。

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県営名古屋空港を離陸し初飛行する三菱スペースジェットの飛行試験10号機JA26MJ=20年3月18日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 スペースジェットは、6度目の延期により2021年度以降の納入開始を予定していた。報道によると、顧客である航空会社の需要回復が当面見込めないことが、開発を事実上凍結を判断する要因。今後は航空需要の動向を見ながら、事業を再開させるかを検討するとしている。

 一方、関係者はAviation Wireの取材に対し、国が機体の安全性を証明する「型式証明(TC)」取得時に使う飛行試験機である10号機の完成度が低いことを指摘。米ワシントン州にある米国の飛行試験拠点「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」へは、10号機を今春持ち込む計画だった。しかし、設計で目指している完成度に対して、「4-5割の完成度。米国には持っていけない」(関係者)と、計画通りに進んでいなかった。

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パリ航空ショー出展を終えル・ブルジェ空港を出発する三菱スペースジェットの飛行試験3号機=19年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 10号機は3月14日に初飛行。開発段階で発生した配線や電子機器などの設計変更が900カ所以上にのぼり、2016年以降に実施した機器の配置や配線、配管、空調ダクト、ワイヤーハーネス、システムなどの変更を反映した機体だ。しかしながら、今年5月の時点でも不具合を十分につぶしきった状態と言えず、今秋に入っても大幅な改善はみられなかった。

 背景には、6月に発表したスペースジェットの開発体制の縮小がある。2018年以降開発を主導してきたボンバルディア出身のアレックス・ベラミーCDO(最高開発責任者)が、6月30日付で退職。社内ではベラミー氏ら海外から招かれた開発陣と、従来から携わってきた社員の間で意見の食い違いがあったと証言する関係者もおり、規模を縮小した新体制で、懸案事項の改善が大きく前進することはなかったようだ。

 今年3月末時点の総受注は287機あるが、このうち確定受注は163機。初号機を受領予定である全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、2008年にローンチカスタマーとして確定発注15機とオプション10機の最大25機を発注し、日本航空(JAL/JL、9201)は2014年に32機すべてを確定発注している。

 三菱重工は、30日に開く事業計画説明会で、スペースジェットに言及するとみられる。



国産旅客機YSー11以来、半世紀ぶりの国産の旅客機事業として重要なプロジェクトである三菱重工のSpaceJet事業について、事業を凍結する方向で最終調整していると、10月23日中共同通信  同通信が報道した。

早速 開発を担当する三菱航空機の親会社の三菱重工は報道を否定した。

SpaceJet事業に関する一部報道について
2020-10-23

10月22日(木)以降、共同通信等の報道において、SpaceJet事業に関する報道がありましたが、これは当社及び当社子会社である三菱航空機株式会社(取締役社長:丹羽高興、本社:愛知県西春日井郡豊山町)が発表したものではありません。

SpaceJet事業については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響も踏まえ、引き続き開発スケジュールの精査を行うとともに、現下の当社グループを取り巻く厳しい状況を考慮した適正な規模の予算で開発を推進しております。こうした中で、様々な可能性を検討していることは事実ですが、開発の凍結を決定した事実はありません。

SpaceJet事業も含めた、当社グループの次期事業計画については、10月30日に公表予定の当社2020年度第2四半期決算とあわせて、お知らせする予定です。

以上

だが、すでに今年度の開発費を従来の半分程度に減らすなど開発体制を大幅に縮小していた国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット」について、中共ウイルスの感染拡大の影響が長引き航空機需要の回復が見通せないことと、機体の安全性を証明する「型式証明」の取得に向けた作業は続けるものの、来年度以降の開発費をさらに削減する方針は事実かもしれない。

10月30日に発表する中長期の経営計画発表時に詳細は明らかにすることにしています。

これによって、「2021年度以降」としている初号機の納入の見通しも一層不透明な状況になった。

スペースジェットは国産初のジェット旅客機で、日本の航空機産業を育成するプロジェクトとして大きな期待が寄せられてきましたが、現実は甘くはなかった。既にボーイング旅客機の主要部品を製造してきた三菱重工ではあるが、機体の主要部とはいえ機体の一部分を製造するのと新しい旅客機を1から設計製造するのでは、越えられない溝がある。

MRJは当初予定だと2011年初飛行。2013年初号機をローンチカスタマー(最初のお客さん)であるANAに引き渡すことになっていた。しかし根本設計に問題があり、開発は遅れに遅れ、初飛行は2015年11月と当初予定より4年も遅れた。

その上に次々発覚する欠陥が相次ぎ日経テック社によれば計900件以上の設計変更・改良を行ったという。

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三菱重工業が「三菱スペースジェット」の開発費をさらに削減する方針を固めたことについて、梶山経済産業大臣は、23日の閣議の後の記者会見で「三菱重工業がグループ全体の厳しい状況を考慮した適正な規模で開発を推進し、新型コロナウイルスによる深刻な状況を踏まえ、スケジュールの精査を行っていると承知している」と述べたことから

そのうえで「YSー11以来、半世紀ぶりの国産の旅客機事業として重要なプロジェクトであり、引き続き、関係者の尽力に期待をしたい」と述べました。

中共同通信  同通信が報道した開発凍結については、事実ではないようです。


自動車評論家 国沢光宏のブログより

元三菱MRJ、今はスペースジェット、超残念なことになっちゃうかもしれません~


御存知の通り三菱MRJのプロジェクトはホンダジェットとほぼ同じ時期に実機の開発をスタートしている。機体サイズを除き、ホンダジェットとの違いは2つ。まず開発予算。ホンダジェットの場合、自動車メーカーらしく独自予算です。一方、さすが国策企業の三菱重工とあり、初期の開発予算1500億のウチ、企画段階から積算していくと3分の1くらいを経産省が負担してきた。

もう一つはMRJが機体だけの開発に対し、ホンダジェットはエンジンまで開発したこと。スケジュールだけれど、MRJは当初予定だと2011年初飛行。2013年初号機をローンチカスタマー(最初のお客さん)であるANAに引き渡すことになっていた。しかし設計に問題あったのだろう。開発は遅れに遅れ、初飛行は2015年11月と当初予定より4年も遅れてしまう。

初飛行には成功したものの、続く飛行テストで負荷を掛けていくと、カーボンコンポジットからアルミに変えた主翼の強度不足が判明! 言うまでも無く飛行機の主翼は重要な構成部品--というより飛行機そのものといってもよい。詳細は公表されていないものの、最初から大きな課題を背負い込む。2016年は順調かと思われていたが、年末に電子機器の問題出てしまう。

昨今の飛行機は当然ながらフライバイワイヤ。トラブルを起こした時のリカバリーも組み込まなければならない。日本側が耐空証明を取るための条件を十分理解していなかったらしく、システム変更を余儀なくされ2018年末の納期予定が2年伸びた。これが5回目の納期遅れ。何と当初予定の5年遅れです! このあたりからMRJの将来に暗雲が。

”同級生”であるホンダジェットについちゃ大きなトラブル無く計画通りに開発が進み、2010年12月に初飛行成功。試験飛行もほとんどトラブル出ないばかりか、最高巡航速度や上昇スピード、燃費に代表される予定していた性能を余裕でクリアしていく! 初めて飛行機を作ったメーカーが、トラブル無いばかりや性能も抜群ときた。当時、アメリカで驚きのニュースになったほど。

2015年12月、アメリカの型式証明取得! エンジンも2015年に製造証明(アメリカ航空局にとって23年ぶりの新規メーカー)を取得し、機体もエンジンも世界一厳しいアメリカ航空局のお墨付きを貰い顧客への引き渡しが始まる。2016年から世界各国の型式証明を次々と取得。その後の順調な販売状況は書くまでも無し! 何より大きなトラブル皆無! 名機になる予想しか出来ないです。

MRJでした。2018年に突如MRJから「スペースジェット」に名前が変わる! 開発の拠点も日本からアメリカへ。日本で開発するよりアメリカの方が良いという判断だ。奇しくもホンダは最初からアメリカを開発拠点に選んでいる。2020年3月にスペースジェットになって始めての機体(10号機)が初飛行。今まで出た問題点を全て潰し、型式認定に向け本格的に動き出したが‥‥。

新型コロナに巻き込まれ開発はストップ! しかも2013年当時なら世界性能の燃費に代表される魅力的なスペックを持っていたMRJながら、2022年(2021年以降の予定だったが新型コロナによりさらに遅延)で比較したら平均的なスペックでしかない。しかもライバルのエンブラエルの性能が素晴らしいし、信頼性だって高く、ブラジル製のため価格競争力だってある。

三菱造船製のアイーダプリマ。乗ってみたい

追い打ちを掛けるように新型コロナ後、航空需要は落ち込むと考えられてます。機体余っている状況。三菱重工も「もはやこれまで」と思ったのか、開発予算の半分をカットし、事実上開発を進められなくなる。このまま進めても、販売機数伸びなければ最低で5年は赤字続き。売ってしまえば撤退しても部品の供給を続けなければならない。「撤退」が一番ダメージ少ない?

三菱重工が今までに使った開発費は8000億円を超えると言われている。三菱造船、クルーズ船の建造からも撤退し2000億円規模の赤字を出した。どちらも乗り物好きからすれば「ぜひ国産で!」と思うけれど、見ていてあまりに杜撰。最初から経産省の援助を考えるトコロからクルマ業界的に「ダメでしょうね」。こうなると気になるのが三菱自動車の今後です。

MRJ、乗りたかったです。計画中止ならガックリ!

私(Ddog)の個人的見解ですが、現在の中共ウイルス患禍の経済縮小はあと1年程度で収まるはずです。20世紀初頭に世界を席巻したスペイン風邪は約二年で終息した。

スペイン風邪は1918年から1920年までの約2年間、新型ウイルスによるパンデミックが起こり、当時の世界人口の3割に当たる5億人が感染。そのうち2000万人~4500万人が死亡した。日本でも内地の総人口約5600万人のうち、0.8%強に当たる45万人が死亡した。単純にこの死亡率を現在の日本に当てはめると、120万人が死んだことになり、今回の中共ウイルス患禍から比べるともっと悲惨な状況であった。


そのことを考えれば、ここで断念したら元も子もなくなる。中共ウィルス患禍はSpaceJet事業の設計ミスと経験不足による開発事業の遅れのいい言い訳となって、かえってよかったかもしれない。

2021年の東京オリンピックが開催されやがて再び未曽有の日本旅行ブームが再びやってくると私は確信しています。


ゆえに、SpaceJet事業は一時的に縮小したとしても、絶対にあきらめてはだめだと思う。

追記

三菱重工業が30日に事業凍結を発表した国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)。日本にとってプロペラ機「YS-11」以来、半世紀ぶりとなる国産旅客機の開発で、官民挙げての一大プロジェクトだったが、安全性の不備による設計変更など誤算が続き、6度の納期延期という見通しの甘さを露呈した。デジタル化をてこにした「ものづくり大国」の復権を目指す、日本の産業界全体の信用を失墜させる事態につながりかねない。

 三菱重工の泉沢清次社長は30日のオンライン記者会見で、スペースジェット事業について「4千時間近い飛行試験で(事故につながりかねない)インシデントもなく、ある程度の飛行機ができた」と述べ、一定の成果に言及した。

 そのうえで、事業凍結の理由を「(国の安全認証の)型式証明を取るためには単純に技術ではなく、それを実行するノウハウや知見、経験が必要だが、その辺が欠けていたと反省している」とし、神妙な表情を見せた。

 日本の航空機産業は戦後、GHQ(連合国軍総司令部)により開発が禁じられ、占領統治が終了した昭和27年に再び解禁されたが、この間に技術力が大きく後退。航空機の開発は参入障壁が高く、37年に試作機が初飛行した「YS-11」も型式証明の取得やサービス態勢の確立が遅れ、巨額の赤字を抱えて48年にわずか182機で生産中止に追い込まれた。

 一方で、航空機は部品数が多く、国産旅客機の開発に成功すれば、国内に部品メーカーなど下請け企業も含めた巨大なサプライチェーン(供給網)の構築が期待できる。雇用創出や技術革新といった波及効果は大きく、スペースジェットについても、政府が今年7月に閣議決定した成長戦略で「就航時期までに開発完了後の販売支援や量産機の安全運航維持の体制を整備する」と支援姿勢を明記した。経済活性化に資するとの狙いがあったからだ。

だが、今回の事業凍結でその夢も遠のいた。凍結による空白期間に人材や培った技術が散逸すれば、事業再開が困難となり、撤退が現実となりかねない。

 航空機製造は世界的に重要産業であり、三菱重工だけでなく、日本の製造業全体への評価に暗い影を落とす可能性もある。梶山弘志経済産業相は30日の記者会見で「どのようにお手伝いできるかを一緒に模索しないといけない」と述べた。汚名返上へ官民による戦略の再構築が欠かせない。(桑原雄尚)


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【産経ニュース】2020.10.3 21

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防衛省は、航空自衛隊の次期主力戦闘機の開発事業に関連し、同戦闘機に随伴する無人機の開発を来年度に本格化させる。人工知能(AI)で航行する複数の無人機が、空自パイロットが搭乗する次期戦闘機と編隊を組み、パイロットの指示を受けながら作戦行動にあたる計画。令和3年度に実験用無人機の製造に着手し、6年度ごろの飛行実証試験の実施を目指す。

 防衛省の構想では、次期戦闘機は17年度に配備が始まる。無人機は敵戦闘機との空対空戦闘(空中戦)に随伴して支援にあたる。現在は4機程度で編隊を組むのが一般的であるため、母機となる次期戦闘機1機につき無人随伴機3機程度の編成を想定している。

 無人随伴機には、敵情報を探知するセンサーとして前方を飛行させる任務のほか、研究が順調に進めば、空対空ミサイルで敵戦闘機を攻撃する能力も備えさせたい考えだ。

 まずは実験用の無人随伴機といった飛行実証の関連機材の製造を始める。防衛省は3年度予算の概算要求で次期戦闘機関連に約772億円を計上しており、この一部を製造費にあてる。その後、6年をめどに、まず飛行速度の遅いヘリコプターなどを母機に用いて編隊飛行を行う試験を実施。パイロットが遠隔操作で無人随伴機に指示を送り、制御するプログラムなど基礎的技術の確立を目指す。

 無人機の開発は米国なども取り組んでいる。戦闘を優位に進めるためにパイロットの生存率を高めることが重要だからだ。「配備が始まる17年には世界は無人機で戦う時代になっている可能性がある」(政権幹部)との見方は根強い。

 次期戦闘機は現在の主力戦闘機F2の後継で、開発事業は数兆円規模の国家プロジェクトになるとみられる。防衛省は日本主導で開発する方針で、三菱重工業が機体の統合設計を担う。

 米国や英国の国際協力も得る。防衛省は米英のパートナー企業を年末に決める予定で、8月末に締め切った募集には7社の応募があった。社名は明らかにしていないが、米ロッキード・マーチン、米ボーイング、英BAEシステムズ、英ロールスロイスなどが応募したとみられる。
第六世代戦闘機の定義をするならば、ステルスが最低条件の第五世代戦闘機の条件をクリアーして、無人機によるウイングマン編隊+レーザー線・マイクロウェーブ波等の指向性エネルギー兵器の搭載であると思う。

次期戦闘機は最初の第六世代戦闘機となる公算が高い。
当ブログでは既に常識となっていますので、以下参考記事をお読みください。

 














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https://www.mod.go.jp/j/yosan/yosan_gaiyo/2020/yosan_20200930.pdf

待望の2021年度予算の概算要求が今年は中共ウィルス患禍の影響で、ようやく1ヶ月遅れで公開された。

P1 令和3年度概算要求の考え方

1 「平成31年度以降に係る防衛計画の大綱」(平成30年12月18日閣議決定)に基づく「中期防衛力整備計画(平成31年度~平成35年度)」(平成30年12月18日閣議決定)の3年度目として、真に実効的な防衛力として、多次元統合防衛力の構築に向け、防衛力整備を着実に実施。

少子高齢化等も踏まえた人的基盤の強化に優先的に取り組む。また、領域横断作戦を実現するため、優先的な資源配分や我が国の優れた科学技術の活用により、宇宙・サイバー・電磁波といった新たな領域における能力を獲得・強化。さらに、領域横断作戦の中で、新たな領域における能力と一体となって、各種事態に効果的に対処するため、海空領域における能力、スタンド・オフ防衛能力、総合ミサイル防空能力、機動・展開能力を強化。また、平時から有事までのあらゆる段階において、必要とされる各種活動を継続的に実施できるよう、後方分野も含めた防衛力の持続性・強靭性を強化。加えて、軍事技術の進展を踏まえた技術基盤の強化等に取り組むとともに、安全保障環境の変化を踏まえ、日米同盟・諸外国との安全保障協力を強化。

この際、格段に速度を増す安全保障環境の変化に対応するため、従来とは抜本的に異なる速度で防衛力を強化。また、既存の予算・人員の配分に固執することなく、資源を柔軟かつ重点的に配分し、効果的に防衛力を強化。さらに、あらゆる分野での陸海空自衛隊の統合を一層推進し、縦割りに陥ることなく、組織及び装備を最適化。

格段に厳しさを増す財政事情と国民生活に関わる他の予算の重要性等を勘案し、我が国の他の諸施策との調和を図りつつ、調達の効率化にかかる各種取組等を通じて、一層の効率化・合理化を徹底

概算要求段階で過去最大の5兆4898億円の要求となった。
主に宇宙やサイバー、電子戦など新領域に対応するため「宇宙作戦群」や「自衛隊サイバー防衛隊」「電子作戦隊」といった組織を新設となる。新領域での攻撃能力を向上させる中国やロシアへの抑止力とする。

注目の地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替案については、 現時点において計上すべき予算をあらかじめ確定することが困難であるも のの、イージス・アショアの代替措置の早期実現が重要であるとの観点から、予算編成過程におい て、検討結果を予算に反映させることが必要であるため、今後、検討していくものとする。金額を示さずに予算を求める「事項要求」に留まった。

 
1 主要な装備品等
P44-45
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個人的にもっとも目に留まった点は、現在開発中の次期戦闘機だが、私が予想したように、テンペストや24DMUのような水平尾翼がない形状ではなく、26DMUのような形状となる可能性が高いイラストが載った点だ。

具体的に次期戦闘機として載った訳ではないが、P28 高機能レーダ技術の研究(41億円)のイラストである。このイラストは26DMUのものを使用しているが、24DMUやNGF次期戦闘機に近い形状であれば26DMU

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拡大画像はぼやけてしまいましたので・・・
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NGF次期戦闘機

過去最大の防衛予算の概算要求といっても、国内総生産(GDP)に占める防衛費の割合は対GDP比1%前後にとどまるとみられる。米国エスパー国防長官は同盟国に国防費をGDP比で2%まで高めるよう要求している。もしあと5兆円防衛予算が増えたのなら無人戦闘機や大型無人SUV・UUVでもう一つ第二無人護衛艦隊を編成できるかもしれない。また陸上においては将来生身の人間の兵員1名が10名の人型アンドロイドタイプのロボット兵小隊を率いるようなロボット小隊で編成された普通化連隊などができないものかと、つい妄想してしまいました。

話は逸れたが、今回の予算は防衛省が宇宙や電子戦といった新領域での技術開発や訓練、組織改編に重点的に予算配分している。本日東証がストップしたのは、もしかしたら中国のサイバーテロではないのかと疑ってしまった。中露だけでなく気を抜けば韓国北朝鮮に対しても脆弱な国内サイバー防衛は体制の構築は焦眉の急であり、新領域での防衛能力向上を進めている概算要求に重点が置かれている。

1 宇宙・サイバー・電磁波の領域における能力の獲得・強化


我が国を取り巻く安全保障環境が格段に速いスピードで厳しさと不確実性を増す中、宇宙・サイバー・電磁波を含む全ての領域における能力を有機的に融合し、平時から有事までのあらゆる段階における柔軟かつ戦略的な活動の常時継続的な実施を可能とする防衛力を構築する。

(1)宇宙領域における能力

※宇宙関連経費約724億円 
※弾道ミサイル防衛関連経費の宇宙関連部分を除く。

領域横断作戦を実現するため、優先的な資源配分や我が国の優れた科学技術の活用により、宇宙・サイバー・電磁波といった新たな領域における能力を獲得・強化する。

SSA(※)の強化

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○ SSA衛星(宇宙設置型光学望遠鏡)の整備(211億円)
・ 令和8年度をめどに打上げ予定のSSA衛星について、衛星の設計等に着手
・ SSA衛星の複数機運用に関する概念検討
・ 軌道上サービスに関する調査研究

○ SSAシステム等の整備(118億円)
・ 米軍及び国内関係機関等と連携した宇宙状況監視を行う
ために必要な関連器材を取得等

※ SSA:宇宙状況監視(Space Situational Awareness)

ミサイル防衛のための衛星コンステレーション活用の検討

○ 衛星コンステレーションによるHGV(※)探知・追尾システムの概念検討(2億円)
※ HGV:極超音速滑空兵器(Hypersonic Glide Vehicle)

○ 高感度広帯域な赤外線検知素子の研究(15億円)

宇宙利用における抗たん性の強化

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バンド防衛通信衛星(イメージ)

○ 衛星通信システムの抗たん性向上等(10億円)
・ Xバンド防衛通信衛星と他の商用通信衛星をシームレスに活用できるシステムの構築等
○ 「みちびき」を活用した衛星測位能力の抗たん性向上(4億円)
マルチGNSS(※)受信機の研究
衛星測位能力の抗たん性を向上するため、みちびき(公共専用信号(※)含む)・GPS・ガリレオの測位信号の共通化受信機を研究
※ GNSS:全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System)
※ 公共専用信号:政府が認めた利用者だけが使用できる信号

宇宙を利用した情報収集能力等の強化

○ 画像衛星データ等の利用(152億円)
・ 画像解析用データの取得(多頻度での撮像が可能な小型衛星コンステレーションを含む各種商用衛星等)
・ 海洋状況監視に資する衛星情報の取得
○ 衛星通信の利用(113億円)
・ Xバンド通信衛星の整備・維持
・ 商用通信衛星回線の借上げ、衛星通信器材の整備・維持等

○ 諸外国との国際協力(2億円)
・ 米国コロラド州の米空軍基地で実施する「Space100」課程等に要員を派遣し、宇宙全般に関する知見を習得
・ 宇宙分野における多国間机上演習への参加

※ 弾道ミサイル防衛関連経費(宇宙関連部分のみ)513億円

組織体制の強化

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宇宙作戦隊のシンボル・マーク

○ 宇宙作戦群(仮称)の新編
宇宙領域における指揮統制を担う部隊を新編し、当該部隊及び宇宙作戦隊を隷下部隊に持つ宇宙作戦群(仮称)を新編
○ 宇宙関連事業に係るプロジェクト管理業務に対応するため、防衛装備庁事業監理官(情報・武器・車両担当)に「宇宙事業管理班(仮称)」を新設するとともに、名称を「事業監理官(宇宙・地上装備担当)(仮称)」に変更





(2)サイバー領域における能力


サイバー防衛隊等の体制強化

自衛隊サイバー防衛隊(仮称)の新編

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サイバー人材の確保・育成


○ サイバーセキュリティに関するハイスキル人材の育成(7百万円)サイバーセキュリティに関する高度な知識・技能を有するハイスキル人材の育成を加速化するべく、部外教育機関を活用した教育を実施

○ 陸自通信学校におけるサイバー共通課程の拡充(0.8億円)
令和元年度から実施している各自衛隊の共通教育であるサイバー共通課程の規模を拡充し、人材育成の一元化を強化


○ サイバーセキュリティ統括アドバイザー(高度サイバー人材)の採用(0.2億円)
サイバー領域における最新技術やサイバー攻撃の最新動向等サイバーセキュリティに関する高度な知見を有する民間の高度サイバー人材を採用

○ 米国におけるサイバー戦指揮官要員の教育(0.3億円)
サイバー戦における指揮官の意思決定要領等に関する知見を習得するため、米国防大学の
教育課程を受講

○ 自衛隊サイバー防衛隊(仮称)の新編
自衛隊指揮通信システム隊を廃止して自衛隊サイバー防衛隊(仮称)を新編。より効果的・効率的な任務遂行が可能となるよう、陸海空自衛隊のサイバー関連部隊から要員を移管して、サイバー防衛能力の抜本的強化を図るため、サイバー防護機能の一元化に着手

サイバーに関する最新技術の活用

○ 装備品に搭載されている情報処理システムを標的としたサイバー攻撃へ対処する技術の研究(21億円)
サイバー攻撃の状況下においても、防衛省・自衛隊が保有する装備品に搭載されている情報
処理システムの運用継続を実現するため、装備品のサイバーレジリエンス(※)技術の研究を実施
※ サイバーレジリエンス:サイバー攻撃等によってシステムやネットワークの一部の機能が損なわれた場合においても、柔軟に対応して運用可能な状態に回復する能力

実戦的な訓練環境の整備

○ サイバー演習環境の整備(16億円)
サイバー攻撃等への実戦的な対処訓練を行うため、自衛隊の全てのサイバー関連部隊が利用可能な装置を整備

システム・ネットワークの安全性の強化

○ サイバー防護分析装置の整備(54億円)
サイバー攻撃に関する手法等を収集・分析し、防衛省・自衛隊に対するサイバー攻撃に対処
するための装置を整備

○ サイバー攻撃対処に係る部外力の活用(27億円)
サイバー攻撃対処に関する高度な専門的知見を必要とする業務について、部外力を活用

○ 防衛情報通信基盤(DII)の整備(クローズ系)(81億円)
内部侵入等によるサイバー攻撃からの防護のため、防衛情報通信基盤(DII)のクローズ
系システムを整備

情報セキュリティに係る措置の強化


○ 防衛産業に対する各種情報セキュリティ施策を推進するため、防衛装備庁装備保全管理官
に「産業サイバーセキュリティ室(仮称)」を新設

今年度予算も昨年に引き続き宇宙・サイバー・電磁波という「新領域」における対応能力の獲得・強化を打ち出している。すべての能力を有機的に融合する領域横断(クロス・ドメイン)作戦により個別の能力が劣勢である場合にも、これを克服し、日本が優位にないという防衛省の危機感が読み取れる。

米中激突の危機は高まっており、平時からの北朝鮮・中国・ロシアからのサイバー攻撃、サイばー攻撃に連動した宇宙インフラへの攻撃への対処は、表に見えないが、かなり危機的である。

平時の今でも民間の通信インフラや金融システム、に対しサイバー攻撃は仕掛けられており、中国が台湾侵攻を決意し他場合、D-Day直前には我が国のネットセキュリティーは民間だけではとても持ちこたえられないのではないかと、私は危惧しています。

ネットセキュリティは防衛だけでは済まされない。相手を攻撃するサイバー攻撃について来年度予算になまるでなかった。ソフトウエア的な新領域にどの程度の予算を回せるかは未知数の部分が多いとはいえ、ネット空間では攻撃をしなければ防御はできない、補正予算でなんとか一歩前にでてほしいものと思います。

電磁波の領域においては有事敵国に対して防衛インフラに対する攻撃に対し、一歩前に踏み出した。スタンドオフ電子戦機の開発である。



(3)電磁波領域における能力


我が国に侵攻する相手方のレーダー等を無力化する能力の強化

○ スタンド・オフ電子戦機の開発(153億円)
効果的な電波妨害を実施することにより自衛隊の航空作戦の遂行を支援する、ス
タンド・オフ電子戦機を開発

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スタンド・オフ電子戦機の開発

○ ネットワーク電子戦システムの取得(1式:88億円)
電波の収集・分析及び通信の無力化により、作戦を有利に進めるため、陸上自衛隊のネットワーク電子戦システムを取得

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ネットワーク電子戦システム

〇 艦艇の電波探知妨害能力の研究(0.2億円)
航空機やミサイルからの電波を探知し、無力化するための電波を照射する電波探知妨害装置の能力向上について実証検証を実施

ネットワーク電子戦システムにおける機動型電波収集技術の開発 

21世紀はネットワークでいかに陸海空が連携して敵勢力を撃滅するかが鍵、陸上戦闘における優位を保つために陸自が予算要求

我が国に対する侵攻を企図する相手方からの電磁波領域における妨害等に際して、その効果を局限する能力の強化



○ 戦闘機(F-35A)の取得(4機:402億円)
電子防護能力に優れたF-35Aを取得し、航空優勢を確保その他関連経費(整備用器材等)として、別途591億円を計上
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戦闘機(F-35A)

○ 戦闘機(F-35B)の取得(2機:264億円)
電子防護能力に優れ、短距離離陸・垂直着陸が可能なF-35Bを取得し、戦闘機運用の柔軟性を向上その他関連経費(整備用器材等)として、別途106億円を計上
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戦闘機(F-35B)

○ 戦闘機(F-15)の能力向上
電子戦を含むF-15の能力向上に必要な改修を実施
※事業全体の詳細はP14参照
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戦闘機(F-15)の能力向上

〇 艦艇用デコイシステムに係る調査研究(0.3億円)
高性能の対艦ミサイルの脅威に対応するため、将来の艦艇用疑似電波発生装置(デコイ)に係る研究を実施
〇 電子戦評価技術の研究(35億円)
高機能・高性能化する電子戦器材や装備品の性能を正確に把握・評価するため、将来の電子戦評価システムに係る研究を実施
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電磁波領域におけるゲーム・チェンジャーになり得る技術の研究

高出力マイクロ波(HPM)発生装置の研究
○ ドローン対処レーザシステムの車両搭載実証(33億円)
ドローン等に効率的に対処が可能な高出力レーザシステムを実証
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ドローン対処レーザシステムの車両搭載実証(イメージ)

〇 高出力マイクロ波(HPM)発生装置の研究(11億円)
高出力マイクロ波(HPM)発生装置の将来の実用化を見据え、小型化・高出力化等の研究を実施
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高出力マイクロ波(HPM)発生装置の研究 (将来の艦載イメージ)

対ドローン用の高出力マイクロ波兵器だが、1960年代~70年代にかけて子供だった私達世代にとっては怪力光線であり十分にSF兵器が登場したような未来の兵器です。
それが、自衛隊の兵器として紹介できるのはなんとなく誇らしい気持ちがし、胸熱です。
電磁波に関する情報の収集・分析能力の強化

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電波情報収集機(RC-2)

○ 電波情報収集機(RC-2)に搭載する装置の取得
(71億円)
情報収集機能の強化のため、現有の電波情報収集機(YS-11EB)の後継として、受信電波周波数範囲の拡大や遠距離目標収集能力の強化など能力向上した電波情報収集機の搭載装置を取得


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次期電子情報収集機の情報収集システムの研究(イメージ)

○ 次期電子情報収集機の情報収集システムの研究(50億円)
多用機EP-3の減勢に伴う後継機(次期電子情報収集機)の開発に向け、航空機搭載型情報収集システムの信号検出能力、方位精度及び類識別能力の向上に関する研究を実施

情報通信能力・情報共有態勢の強化

○ 戦術データリンクの整備(108億円)
目標情報の迅速な伝達・共有を図るため、艦艇及び航空機の戦術データリンクを整備 電磁パルス(EMP)攻撃等からの施設の防護

○ 自衛隊施設の電磁パルス(EMP)防護性能を安定的に維持・機能させるための維持管理手法を検討(0.4億円)

訓練演習、人材育成

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統合電子戦訓練の実施(イメージ)

○ 統合電子戦訓練の実施(0.2億円)
電磁波領域における運用能力を強化するため、陸海空自衛隊の統合による電子戦訓練を実施

○ 英海軍が実施する図上演習への参加(4百万円)
英海軍が実施する電磁波領域を含む総合演習に参加

○ 米国の電子戦教育課程への要員派遣(4百万円)
米国で実施する電子戦運用幕僚課程に航空自衛隊の要員を派遣し、電子戦運用に関する指揮・統制能力を習得

○ 次期電子情報収集機の情報収集システムの研究(50億円)
多用機EP-3の減勢に伴う後継機(次期電子情報収集機)の開発に向け、航空機搭載型情報収集システムの信号検出能力、方位精度及び類識別能力の向上に関する研究を実施

○ 米国等で行われる電子戦シンポジウムへの参加(2百万円)
米国等で実施される電子戦シンポジウムに要員を派遣し、最新の電子戦技術等に関する情報収集を実施





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画像 intercepts.defensenews 

【日本経済新聞】2020/9/21 1:30

防衛省は2021年度予算の概算要求で過去最大の5兆4000億円超を計上する。菅政権初の予算編成で増額維持をめざす。防衛費は当初予算ベースで13年度から8年連続で増えている。新型コロナウイルス対策で歳出が膨らむ一方、中国の軍備増強など厳しい安全保障環境への対処を欠かさない姿勢を示す。

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米軍再編関連経費を含む防衛費は安倍前政権下の13年度に当初予算ベースで増加に転じ、20年度まで8年連続で積み増した。20年度は5兆3223億円を要求し、当初予算で5兆3133億円だった。

15年度から過去最高を6年連続で更新した。この間、概算要求額から実際の予算規模を差し引いた減額幅は平均400億円程度にとどまる。

周辺国の軍事力強化の動きに加え、近年は宇宙空間やサイバー空間を使って攻撃を受けるリスクが増す。

防衛省は技術開発や人材育成に向け21年度も予算増額が必要だと主張する。電磁波を使い相手の攻撃を防ぐ「電子戦」の専門部隊を朝霞駐屯地(東京・埼玉)につくる関連経費も求める方針だ。

35年の配備をめざす次期戦闘機のエンジン開発費を新たに計上する。35年ごろに退役を始める「F2」の後継になる。10月にも三菱重工業と契約する。

6月に計画を断念した地上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」は代替案を年内に決める。複数の案を検討中で、金額を示さずに予算を求める「事項要求」とする。

イージス艦やミサイル防衛(MD)の専用艦を新たに建造する案と、海上に代替となる施設を設置する案が軸になる。

レーダーを陸上に配備し、海上の艦艇から迎撃ミサイルを撃つ「分離案」は検討対象から外れる公算が大きい。レーダーと艦艇の間でやり取りする無線通信が妨害を受けかねず、技術的な問題からも困難との認識が広がっているからだ。

新型コロナ対応の財政出動で国全体の財政収支は悪化する。一方で中国船が沖縄県・尖閣諸島周辺や南シナ海で挑発行為を続け、北朝鮮のミサイル技術も向上している。

防衛省は東アジアの安保環境の急速な変化を踏まえ、防衛費の積み増しが必要とみる。菅義偉首相は安倍前政権が進めた「外交・安保の再構築」などの路線を継承する姿勢を示している。

今年の予算の目玉は弾道ミサイル迎撃艦BMDshipとなるかもしれません。


2016年05月08日

 2013年ハンティントン・インガルス社がBMDシップの概念を提示し、当ブログでは2016年5月におそらく日本で初めて弾道ミサイル迎撃艦BMDshipを紹介しています。

しかしながら、ネットで検索するとBMDshipはイージス艦の変形もしくは延長線上で考えられています。ハンティントン・インガルスのBMDシップ案は大型ドック揚陸艦の船体を流用したもので、対弾道ミサイル迎撃ミサイルがメインではなく、レールガンによる迎撃を主に考えての提案である。

令和2年9月7日に防衛装備庁のHP提案企業の募集の欄に、
将来レールガンの研究に関する情報提供企業の募集について」が掲載された。

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2020年度防衛予算概算要求の目玉と思われる弾道ミサイル迎撃艦も、レールガンによる弾道ミサイル迎撃を考慮されるのか否かは現時点では明白ではないが、来年度予算に専用艦の建造を組み込むのであれば、レールガンによるBMD艦建造は時期尚早かもしれません。


2016年05月14日

専用艦は、海上自衛隊の最新イージス護衛艦「まや」の姉妹艦を建造するのではなく、新型レーダーのSPY-7を搭載した艦になるか、日本版イージスアショア用に開発する予定だった、新型の大型のレーダー(開発用に2019年4月26日、米政府に1400億円を支払済み)になるかも現時点ではまだ具体的報道はない。


もし、弾道ミサイル迎撃艦がBMDミサイルを搭載するアナーセルシップ型であれば、一般商船コンテナ船もしくはバラ積み船にVLSをパッケージにして搭載し、レーダー設備を陸上の山頂にでも設置する案を推したい。なぜなら、イージスアショアの利点は24時間365日連続稼働可能で、艦艇運航用人員を削くことができる為である。たとえ専用艦といえども艦艇は定期的な整備が必要で、作戦海域での配備、作戦海域への移動中、整備ドック入り中の船が必要となる為、イージスアショア2基の代替には弾道ミサイル防衛専用艦6隻が必要ですが、日本近海限定となれば作戦海域への移動中の船が削減できますが、それでも4隻がとなります。





 
仮に、単純な護衛艦のような専用艦を建造する場合、メガフロートまではいかなくとも幅広型の低速艦で十分であろう。船体規模が小さくとも連続作戦日数が長い艦船にする必要がある。

30FFMを少しだけ大型化して、BMDを格納するVLSを搭載してレーダー機能はネットワークで済を私は提案します。

また、レールガンではなくともAdvanced Gun System(AGS)より、Hyper Velocity Projectile(HVP)弾を発射することで、弾道弾迎撃が可能となる見通しがあるので、専用艦を建造するのであれば、数門搭載する。





Testing Points To Relevance Of Hyper Velocity Projectile For Zumwalt Destroyer's Dormant Guns
A version of the Zumwalt's beleaguered Advanced Gun System deck shot down a cruise missile with Hyper Velocity Projectile during a major land test.
【WAR ZONE】2020.09.17 THOMAS NEWDICK AND TYLER ROGOWAYS 

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ズムワルト駆逐艦の運用休止中の超速運用試験のポイント
ズムウォルトの苦境に立つアドバンスドガンシステムデッキの新バージョンが、大規模な陸上試験中に超速射程で巡航ミサイルを撃ち落とした。

陸上試験で超速射程弾による巡航ミサイルの破壊に成功した後、米海軍のステルス性に優れたズムワルト級駆逐艦が極超音速弾を採用する可能性が強まった。

これらの軍艦は間違いなく海軍の最も先進的で生存能力の高い艦であると同時に、最も物議を醸している艦でもある-それらについての詳細はこちらを参照されたい-が、16,000トンの排水量を持つ艦の前部3分の1を占める主砲は運用休止状態にある。 

最近の試験では、M110 8インチ自走榴弾砲に搭載された先進砲システム(AGS)が、ホワイトサンズミサイル発射場上空の巡航ミサイル標的を撃墜する超速射程(HVP)を発射した。これは、2020年8月31日から9月4日まで実施された米空軍の先進戦闘管理システム(ABMS)試験の一部でした。この主要な多面的な一連の試験については、私たちの過去の記事で詳しく読むことができます。

HVPはもともと電磁レール砲から発射され、マッハ7以上の速度と100海里以上の最大射程に推進するように設計されていましたが、米海軍のタイコンデロガ級巡洋艦やアーレイ・バーク級駆逐艦に搭載されているMk45155ミリ艦砲など、伝統的な化学推進剤を使用する既存の海軍砲でも使用できるように適応されています。テストで証明されたように、HVPはズムワルト級駆逐艦に搭載されているBAEシステムズのMk 51 Advanced Gun System (AGS)の改良版からも発射することができる。これらの砲は現在のところデッドウエイトであり、適切な投射物が用意されていない。ズムワルト級駆逐艦で使用可能な砲は、現在のところ一対の30mm砲のみである。


空軍は「オンランプ」と呼んでいるが、最近の陸上でのABMSテストは、このシステムが「宇宙空間での米国の作戦を混乱させようとする動きを検知し、それを打ち破ることに加えて、巡航ミサイルの「サロゲート」を超速兵器で撃墜することを含む米国本土への攻撃に対抗する」ことができることを実証することを目的としていたと説明している。



今回の試験で明らかになったように、少なくとも間接的には、HVP武装のAGSとズムワルト級の3隻の船体を組み合わせることで、すでに先進的な軍艦に新たな防空能力が加わる可能性がある。特に、この新しい投射物は、従来の有人航空機だけでなく、対艦巡航ミサイルや無人航空機に対しても、駆逐艦に効果的かつ比較的低コストの対抗手段を与えることができる。

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USS Zunwalt with one of her AGS guns pointed into the air. 

"あなたが中東で直面するかもしれない脅威の種類について考えるならば、低価格の巡航ミサイルや大型のUAVですが、今、あなたはそれらを撃墜する方法を持っています。 と、戦略予算評価センターのブライアン・クラーク氏は昨年、USNIニュースに語った。

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The three types of HVP rounds. 

ズムワルト級戦艦の155ミリ/62口径AGSは当初、長距離陸攻弾(LRLAP)を発射する予定だった。この弾薬のコストが 1 発で 80 万ドルにまで上昇したため、海軍は財政上の理由からそれを捨て、レイセオンのエクスカリバー 1b や BAE システムズのマルチサービス・スタンダード・ガイデッド・プロジェクタイル(MS-SGP)などの他の選択肢を検討し始めた。BAEシステムズのもう一つの製品であるHVPは、LRLAPの少なくとも部分的な代替品として議論されていたが、現在では、最終的にズムワルト級の甲板砲に再び関連性を持たせるためのより具体的な候補となっているようである。

HVP が実施できる任務の種類は砲システムとプラットフォームによって異なるが、BAE Systems によると、現在のところ「海軍の地表射撃、巡航・弾道ミサイル防衛、対地戦、その他の将来の海軍任務分野」が含まれているとのことである。このように、この兵器はAGSに、地上と陸上の標的だけでなく、空中の脅威にも対処するという二役の能力を与える可能性がある。

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USN

ズムワルト級のAGSからHVPを発射すると、一般的な5インチのMk45よりも射程距離が伸びる。これらの銃はHVPで最大40マイルから50マイルまで射程距離を伸ばすことができると言われている。入手可能な文書によると、HVPはAGSから発射された場合、70マイルまで到達することができます。これは、ズムウォルト級駆逐艦3隻のためだけに調達するにはコストがかかりすぎたオリジナルのLRAP弾の射程距離に近づいている。たとえHVPとAGSのコンボの射程距離が短くなったとしても、その対空能力は現在は廃れてしまったLRLAP弾よりも柔軟性がある。


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BAEシステムズ

当初の計画では、Zumwalts は沿岸部からの長距離砲火を提供し、敵の海岸を襲撃したり、内陸部での戦闘を行う部隊を支援することが期待されていたが、ステルス駆逐艦の理念は、その後、青海作戦に焦点を当てるように変更された。とはいえ、3隻の駆逐艦がそれぞれ2つのAGSを中心に設計されていることは事実であり、海軍はそれらを利用する方法を見つける必要があります-完全に削除することを決定しない限り。


当初の計画では、Zumwalts は沿岸部からの長距離砲火を提供し、敵の海岸を襲撃したり、内陸部での戦闘を行う部隊を支援することが期待されていたが、ステルス駆逐艦の理念は、その後、青海作戦に焦点を当てるように変更された。とはいえ、3隻の駆逐艦がそれぞれ2つのAGSを中心に設計されていることは事実であり、海軍はそれらを利用する方法を見つける必要があります-完全に削除することを決定しない限り。

ズムワルツに搭載されたAGSはまだHVPを発射していないが、投射物は以前に海上でテストされている。リムパック2018多国籍演習の間、アーレイ・バーク級駆逐艦USSデューイ(DDG 105)は、標準的なMk 45マウントから20発のHVPを発射した。

海でのテストの別の段階では、3機のZumwaltsのうちの1機以上を使用することになるかもしれませんが、特に海軍はこれらを表面開発第1戦隊(SURFDEVRON)に割り当てることを決定したため、最先端の技術を幅広く調査することを任務とする専用の実験部隊です。このコンセプトについてはこちらをご覧ください。

ズムウォルト級に別のタイプの超音速兵器、新型の超音速ミサイルを搭載し、敵艦や陸上の標的に対して迅速に反応するスタンドオフ攻撃能力を提供することを検討する計画も進行中です。これらの計画には、軍艦のMk51 AGSの撤去が含まれているため、どちらの高速兵器を優先するかの決定が必要になるかもしれない。

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USN
A land-based test of the AGS prior to installation aboard USS Zumwalt.

ズムウォルトには、主に対空兵器であるSM-6が搭載される可能性が高いが、二次的な対艦・対地攻撃能力を持つミサイルである。これらのミサイルは、地表の標的を攻撃するために使用される場合、準弾道ミサイルとして機能し、終末速度は超音速に近づく。このミサイルは、ツムワルツの既存の垂直発射システムMk57のセルに搭載することも可能です。この有望で汎用性の高い兵器についての詳細はこちらとこちらを参照されたいが、HVP対応のAGSと組み合わせることで、これらの艦船は比較的幅広く、高度に柔軟性のある追加の攻撃・防空能力を持つことになるだろう。

ズムウォルト級駆逐艦の砲や複雑な弾薬処理システムにどのような改造が必要なのかは不明だが、HVP弾を許容範囲内で動作させるためにはどのような改造が必要なのだろうか。それでも、砲や甲板下のインフラを改造してHVPで動作するようにすることは、それらを丸ごと取り壊して全く別のものに置き換えるよりも、はるかに魅力的でコストのかからない選択肢かもしれません。 

HVPの潜在能力を完全に見通すにはまだ道のりは遠いが、陸上と海上の両方で低コストの防空が可能であることは明らかであり、他の攻撃関連の能力もそうである。ズムワルト級に既に搭載されているAGSを受け入れられるように適合させることができれば、230億ドルのプログラムで、3隻の艦船に砲弾を搭載し、そこから発射する弾薬を持たないという恥ずかしい問題に対処することができるだろう。

Contact the author: thomas@thedrive.com and tyler@thedrive.com


私の提唱する弾道ミサイル迎撃艦案を整理します。

1、低予算で抑えるならば商船を長期契約でチャーターし、VLSのパッケージを搭載する。
2、専用艦を建造する場合は、メガフロートよりは機動性がある
大型低速の艦船。
3、専用艦ではなく30FFMを少し大型化してそのVLS数を増加してに
BMDを搭載する。
4、レールガンではなくとも
Hyper Velocity Projectile(HVP)弾発射装置を搭載
5、将来的にはレールガンを搭載した弾道ミサイル迎撃艦を建造する。

<追記>
結果として令和2年 9/30に発表された令和3年度(2021年度)防衛予算 概算要求の概要には弾道ミサイル迎撃艦はありませんでした。

注目の地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替案については、 現時点において計上すべき予算をあらかじめ確定することが困難であるも のの、イージス・アショアの代替措置の早期実現が重要であるとの観点から、予算編成過程におい て、検討結果を予算に反映させることが必要であるため、今後、検討していくものととありました。

ミサイルによる迎撃ではなくレールガンもしくは
Advanced Gun System(AGS)より、Hyper Velocity Projectile(HVP)弾を発射する方法を検討の一つとなると思います。







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T-7A
 最新練習機T-7、ライセンス生産前向き 23年初納入目指す
AviationWire】 Tadayuki YOSHIKAWA 2020年7月16日 15:56 JST


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ボーイングが開発を進める米空軍の単発複座型練習機T-7(同社提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大により、偶数年にロンドン近郊で7月に開かれるファンボロー航空ショーが今回は中止となり、主催者側はオンラインのセミナー「ウェビナー」を開催して業界関係者のつながりを作ろうとしている。出展者のうち、ボーイングはオンラインで軍用機に関する報道関係者向け説明会を現地時間7月14日から15日にかけて開き、最新ジェット複座型練習機T-7「レッドホーク」や次世代複座型戦闘機F-15EX、哨戒機P-8「ポセイドン」、空中給油輸送機KC-46「ペガサス」の現状を説明した。


◆第5世代戦闘機視野に新規開発

 T-7は、これまでT-Xとして開発が進められてきた単発の練習機で、1959年に初飛行したノースロップ・グラマン(当時ノースロップ)T-38「タロン」の後継機。F-22やF-35といった第5世代戦闘機のパイロット養成を主眼に置き新規開発した。

 エンジンは単発ながら双発のT-38Cと比べて推力が約3倍となり、近年の戦闘機と同じ垂直尾翼が2枚の「ツインテール」を採用して全高を抑えた。コックピットは教官が座る後席を前席よりやや高い位置に配した「スタジアムシーティング」とすることで視界を確保している。地上とのデータリンクやキャノピーを横開きにするなど、T-38を使う教官の声を開発に反映し、製造コストを抑えた。

 米空軍は2018年9月にボーイングと契約を締結。351機調達し、46台のシミュレーターや関連する地上設備を整備する。リスクシェアリング・パートナーとして、ボーイングはサーブと契約している。飛行試験初号機は2016年12月20日に、2号機は2017年4月24日に初飛行し、2019年9月にT-7「レッドホーク」と命名された。

◆23年までに初納入、現地生産も前向き

 今回の発表によると、2023年までに最初の引き渡しが行われ、2024年までに初期運用能力、2034年までに完全な運用能力をそれぞれ獲得できる見込み。現在は第1段階の開発テストが8割完了し、2機の飛行試験機で1日複数回飛行試験を実施することで、200回以上フライトしているという。また、EMD(試作開発製造)フェーズの機体生産を始めている。

 スタジアムシーティングが特徴のT-7のコックピットは、大画面表示とフライ・バイ・ワイヤ制御を採用し、戦闘機と同様の操縦特性や全天候型の性能を実現した。機体と同時開発したという地上の訓練施設は、没入感が高い訓練ができるという。また、機体のアクセスパネルは地上から簡単にアクセスできるため、必要最小限の地上支援機材で運用できる点や、エンジン交換を短時間で終えられるなど、整備性や機体稼働率を高める構造もアピールしていた。

 昨年ボーイングで取材した際、米空軍へ引き渡し開始後は海外への販売も可能だと聞いていた。今回プレゼンテーションしたボーイング防衛・宇宙・セキュリティ部門ストライク、サーベランスおよびモビリティ事業部バイスプレジデントのトム・ブリッケンリッジ氏に、海外でのライセンス生産の可能性を尋ねたところ、「将来的に可能になる。日本とはF-15や、CH-47チヌークやAH-64Dアパッチのようなヘリコプターの事例がある」と、これまで自衛隊が導入した機体のライセンス生産や欧米での取り組みを例に挙げ、相手国での生産も含めた輸出に前向きな姿勢を示した。

Tadayuki YOSHIKAWA
私は、T-4の後継機はX-2心神の練習機化か、T-4の再生産型、心神のエンジンであるXF-5エンジンを搭載し、グラスコックピット化しアップデートしたT-4改を提唱していた。


しかし、風向きは米国のT-7ARedHawkライセンス生産のような気がしてならない。

T-7ARedHawkがT-Xボーイング案ボーイングTXだった頃は、T-4後継はT-Xがもしボーイング案で決まればT-Xは、1機20億円程度といわれており、国産機T-4は1機あたり約30億円ほどでしたので、T-Xでも、貴重な防衛予算を鑑みればしかたがないかとも思っていました。

だが、私は国内防衛航空産業育成保護の為、T-1から始まる国産練習機の命脈を断ち切ってはんらないと思う。

そこで、日頃軽蔑しているクレーマー的意見だが「新練習機の名称はどうするんじゃい!」と、問いたい。

日本には既にT-7が存在する。

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https://www.mod.go.jp/asdf/equipment/renshuuki/T-7/index.html

航空自衛隊(初等)練習機T-7だ。
空自のT-3練習機初等練習機の後継機として、平成12年度に選定された。特徴は、ターボプロップ・エンジン搭載による性能向上と騒音低減が図られていること、さらに冷房装置搭載とコックピットの居住性の向上が実現しています。12年度に2機を取得して以降、20年度までに49機取得しました。

日本は、戦後初のジェット機としてT-1(中等)練習機、国産発の超音速機T-2(高等)練習機 T-3初等練習機(空自)、T-4(中等)練習機T-5(初等)練習機(海自)で本来ならば、T-7(初等)練習機はT-6となるべきだったが、航空自衛隊の黎明期に導入したT-6テキサン練習機があった為T-7の名称となった。

国産戦闘機はF-1,F-2,後継機はF-3となるが、仮にF-3の後継が国産であるならばF-5となるはずである。なぜならばF-4EJファントム戦闘機がF-4なのである。いわば永久欠番的な扱いとなる。

基本的に米軍の呼称をそのまま使用するが、海自・空自の
自衛隊の航空機の名称はいきあたりばったりで、体系化していない。その代表例がE-767である。もっとひどいのがSH-60Kである。SH-60Jを改良したものであるが、米軍の呼称を勝手に流用するのはいかがなものか?現在更にSH-60Kを改良強化した機体を開発中であるが、まさかSH-60Lとでもするのか?

本来ならばE-3を導入する予定が、E-3の母体のボーイング707の生産が終了してしまいボーイング767にE-3の機材を搭載したのがE-767である。E-1とでもすればよかったのだが、ボーイング767の機体だから防衛関係者や我々ミリタリーファンはE-767はいい名称だと思った。

仮にT-7レッドホークを導入したら、そのままT-7とするのでしょうか?、「これは国産を開発しろってことじゃーないっすかね~」

空自でT-7の呼称はもう定着している。まさかT-7レッドホークをT-8もしくはT-7Aレッドホークと呼んだら混乱するだろう。初等練習機をT-7、ジェット練習機をまさかボーイングT-7ARedHawkとでも言い分けるのだろうか?

「だいたいブルーインパルスの使用機体がレッドホークといったらもうむちゃくちゃじゃないでしょうか!ここは、T-4改か心神練習機化してむりやりT-8にするしかないんじゃないでしょうかね(笑)」Ddog談


執筆中


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米空軍は次世代戦闘機のデモ機を密かに飛行させていた
実機や誰が作ったのかさえほとんど知られていないが、次世代戦闘機への取り組みが急速に加速していることを示している。
【WarZone】 THOMAS NEWDICKS 2020年9月15日


2020年9月15日に開催される空軍協会の仮想航空・宇宙・サイバー会議の2日目の講演で、空軍の獲得・技術・兵站担当次官補ウィル・ローパー博士は、次世代航空覇権(NGAD)プログラムのための以前の未公開のデモンストレーターが飛行試験を開始したことを明らかにしました。

「我々はすでに実物大の飛行実証機を実際の世界で製作して飛行させた」とローパー博士Defense Newsのインタビューで、「(今までの戦闘機の各種)記録を更新した」と述べた。そしてこれまでにない方法で次世代機を作る準備ができている」と述べています。

もちろん、無人機である可能性もあるが、飛行試験段階に入ったことで、米国の新世代戦闘機投入への取り組みが加速していることは明らかだ。


NGADプログラムの性質からすると、問題の航空機はリスク軽減のための取り組みや、NGADプログラムを支える主要なコンセプトを証明するために使用される技術実証機である可能性が高いと思われます。偶然かもしれないが、米国南西部では最近、飛行試験の活動が顕著に増加しており、これは少なくとも部分的にはNGAD関連の試験である可能性がある。

ローパー博士の「記録更新」との言及は、限界に挑戦する有人Xプレーンのイメージを思い起こさせるかもしれませんが、それは同じように、空軍の新しい「eSeries」で支持されているデジタルエンジニアリングを利用することで知られている航空機の設計と開発パスで行われた進歩を意味している可能性があります。

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 A Northrop Grumman NGAD concept.

いずれにしても、空軍はある種の実験機を秘密裏に製作して飛行させてきたが、ローパーはそれ以上の詳細は提供していない。この機体の製造元もまた、その名称と同様に謎のままである。

最後に知られている米国の新しい戦闘機のプロトタイプは、ボーイングX-32ロッキード・マーチンX-35で、2000年代初頭に統合攻撃戦闘機プログラムに参加していました。

新しい戦闘機の発表は異例の出来事であり、NGAD構想を取り巻く秘密主義が今回の発表をより魅力的なものにしています。近いうちに詳細が明らかになることを期待するしかないが、NGADプログラムの実績を見る限り、期待してはいけないだろう。

Contact the author: thomas@thedrive.com





【Defense News】 Valerie Insinna 2020.09.16

米空軍が将来の戦闘機の謎の実物大プロトタイプを製作し飛行させた。

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Air Force Chief of Staff Gen. Dave Goldfein sits inside the cockpit of Boeing's T-7 training jet during a Jan. 15, 2019, visit to the company's production facility in St. Louis, Mo. The Boeing T-7 is the first Air Force jet to be produced using digital manufacturing techniques. (Boeing)

ワシントン発-米空軍は、謎に包まれた次世代戦闘機の少なくとも1機の試作機を秘密裏に設計、製造、飛行させていると、米空軍の最高幹部が9月14日、防衛ニュースに明らかにした。

この開発は、20年前の統合攻撃戦闘機の契約のための戦いの間に実験的な戦闘機の初飛行を最後に見た防衛コミュニティに衝撃を与えることは確かである。空軍の将来の戦闘機計画はまだ初期段階にあり、デモ機の展開と初飛行の成功は何年も前から予想されていなかった。

"ウィル・ローパー博士は、空軍協会の航空・宇宙・サイバー会議に先立って行われた独占インタビューの中で、「我々はすでに実物大の飛行実証機を製作し、実際に飛行させ、記録を更新してきました。"私たちは、これまでにない方法で次世代航空機を製造する準備ができています。

次世代航空優勢プログラムの分類のため、航空機自体のほぼすべての詳細は謎のままである。

ローパー博士は、これまでに何機の試作機が飛行したのか、どの防衛産業どの防衛コングロマリットが製造したのかについてコメントを避けた。最初の飛行がいつどこで行われたかについても言及しなかった。また、航空機のデザインについても、そのミッション、乗員なしか乗員ありか、超音速で飛べるか、ステルス性があるかどうかなど、いかなる側面についても明らかにすることを拒否した。

これらの属性は重要ではない、とローパー博士は言う。

重要なのは、空軍が代替案の分析を完了してからわずか1年後に、空軍が最先端の高度な製造技術を使って次期戦闘機のバーチャルバージョンを構築してテストし、実物大のプロトタイプを構築してミッションシステムを搭載して飛行させることができることを証明したことだ、とローパー博士は言う。

"これは、デジタルエンジニアリング、アジャイルソフトウェア開発、オープンアーキテクチャの「聖なる三位一体」を用いて構築された空軍初の航空機であるボーイング社のT-7レッドホーク・トレーナージェットのように、単純なシステムのものに適用できるものではありません」とローパー博士は述べています。


"「我々はこれまでに構築された中で最も複雑なシステムを追求しています」「このデジタル技術で全ての箱をチェックしました」 "実際には、箱をチェックするだけでなく、本当に魔法のようなものを実証しました"

現在、次世代航空覇権プログラム(NGAD)は、決定打の段階に入っている。ローパー氏は、空軍が次世代戦闘機の生産にどれくらいのスピードで移行できるかについては、「かなり早い」と言う以外は明言を避けた。しかし、新世代戦闘機の生産を開始することを決定する前に、どれだけの航空機を購入するか、いつ購入を開始するかを決定しなければならないが、それは2022年度予算に影響を与える可能性があるすべての選択肢である。


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The Air Force awarded a nearly $1.2 billion contract to Boeing for its first lot of eight F-15EX fighter aircraft on July 13, 2020. (Eric Shindelbower/U.S. Air Force)

このプログラム自体が防衛産業を根本的に揺るがす可能性を秘めている。もし空軍が近いうちにNGADの購入に動けば、F-35とF-15EXプログラムに挑戦者を加えることになり、これらのプログラムを危険にさらす可能性がある。

また、NGADを構築するために重要な高度な製造技術は民間部門によって開拓されたものであるため、このプログラムは、航空機のための新たなプライムコントラクターの出現への扉を開く可能性があり、おそらくSpaceXの創設者であるイーロンマスク氏にF-35の競合機を設計するチャンスを与えるだろう。

"世界で最も偉大な航空機を空軍と一緒に作るために世界で最も偉大な航空機会社を立ち上げることは、まさに彼らが趣味やメインの仕事としてやりたいと思っているような刺激的なことだと決めるだろう」とローパー博士は語った。

実物大の戦闘機プロトタイプの飛行の開示は、空軍が予算の制約に直面しており、勢いを得る必要がある重要な時期に議会からより多くの財政支援を集めるために空軍が必要とするものだけである可能性があります、とアメリカン・エンタープライズ研究所の防衛予算アナリスト、マッケンジー・イーグレン氏は述べています。

"もしあなたが何かに素早く到達し、製品を通して進歩を示すことができれば、議会の全体的な動きを変えることができます。"ローパー博士は多くの逆風を受けているので、これは彼のアイデアのための概念的な成功を示すための可能性の高い手段であるように思われる。"

抜本的な新規獲得

将来の戦闘機の試作機を飛ばすのは簡単なことだった。今、空軍はそれを購入するための過激な方法にコミットするかどうかを選択しなければならない。

過去50年間で、米国の産業基盤は、先進的な戦闘機を製造できるメーカー10社から、わずか3社の防衛企業にまで減少した。ロッキード・マーチン、ボーイング、ノースロップ・グラマンの3社のみである。空軍が新しい戦闘機を研究開発から本格的な生産に移すまでにかかる時間は、数年から数十年にも及ぶ。

その結果、企業は、開発・生産段階で技術的な要求を満たすことができることを、競合他社よりも低コストで証明するために戦うことになり、すべての戦闘機プログラムは実存的なものとなる。企業はプログラムの後半になってようやく利益を上げることができるようになり、製品のアップグレード、修理、寿命の延長に必要な技術的知識を持ったサスティメントプロバイダーとして固定されるようになります。

"持続性勘定は誰も理解していないブラックホールです。運用保守は誰も理解できないブラックホールです」とEaglen氏は言います。"サスティナビリティを変えることができる人は、買収のゲームを大きく変えることができます。

空軍にとってのターニングポイントは、航空機が製造後15年になったときである。この年数になると、メンテナンスコストは急速に増加し、毎年3~7%ずつ増加するとローパー博士は9月15日に発表した「Take the Red Pill. 赤い薬を飲め:新しいデジタル取得の現実」と題された9月15日の文書に書かれています。

しかし、もし空軍が古いジェット機の維持に多額の資金を費やす代わりに、その資金を新しいジェット機の購入に充てるとしたらどうだろうか?

ローパー博士が提案した「デジタル・センチュリー・シリーズ」モデルは、高度な製造技術とソフトウェア開発技術により、空軍が迅速に航空機を開発し、より頻繁に購入することが可能になるというものである。

8月、空軍の先進航空機プログラムオフィスは、このアイデアが技術的に実現可能かどうか、さらに重要なのはコスト削減が可能かどうかを検証することを目的としたデジタルセンチュリーシリーズモデルのビジネスケース分析を完了しました。

T-7プログラムやNGADプロトタイプの開発で使用されているようなデジタル製造・開発手法を適用することで、F-35やF-15のような伝統的戦闘機と比較して、次世代戦闘機のライフサイクルコストを30年間で10%削減できることがわかったと、ローパー氏は書いています。

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Before the Air Force decides to begin producing a new generation of fighters, it must determine how many aircraft it will commit to buy and when it wants to start purchasing them — all choices that could influence the fiscal 2022 budget. (Mandel Ngan/AFP via Getty Images)

しかし、30年のライフサイクルで生産されたデジタル製造された戦闘機の単一のバリアントと同じ価格のために、空軍は8年ごとに新しい戦闘機を購入し、16年後にそれらを交換することができます - 飛行機が3500飛行時間マークに到達する前に、ここではそれが重いオーバーホールとその寿命を延ばすために高価な修正を必要とし始めます。

"私は、常にすべてのミッションにおいて、すべてのケースで常に優位性を発揮しなければならない1機だけの機体を作るのは、賢明な考えだとは思いません」と彼は言います。"デジタルエンジニアリングにより、異なる種類の飛行機を作ることが可能になります。そして、もし本当にスマートであれば......艦隊全体でスマートな共通性を確保することができます。

主な違いは、空軍が戦闘機プログラムのコストの大部分を航空機の寿命が尽きるまでではなく、前倒しで使うことになるということです。新しい戦闘機を継続的に設計するために、空軍は複数のベンダーと契約を結び、約8年ごとに新しい設計を選択することになる。産業界に利益をもたらすビジネスケースを作るために、毎年約50~80機の航空機のバッチを購入することになる。

その結果、開発コストは25%、生産コストは18%増加します。しかし、航空機の近代化にかかる価格は79%下がり、維持費は基本的に半分になるとローパー氏は論文に書いています。

"私はライフサイクルの両端をなくすことはできません。"そして私は論文の中で、将来の航空優位性のために使うお金の色を選べるのであれば、それを研究、開発、生産にするべきだと主張しています。

ローパー博士は、継続的な戦闘機の生産と開発にも戦略的な利点があると述べた。超音速ミサイルであれ、ドローンの翼手であれ、新しい能力が成熟して戦闘機の生産に移されると、中国は米国の技術的進歩に対応しなければならなくなります。

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DF-17 hypersonic glide vehicles are shown during a Chinese military parade. (Greg Baker/AFP via Getty Images)

"これにより、我々がディスラプターになる代わりにディスラプターになることができるように、物事を行うペースを速めることができるが、問題に安い労働力を投入することで損なわれることのない方法で行うことができる」と同氏は語った。

次のステップは、FY22年度のプログラムにどれだけの余裕があるかを空軍の指導者が決めることであり、航空機の開発にデジタル・センチュリー・シリーズ・モデルを採用するかどうかを決めることだ。

"私たちが今後すべきことは、空軍省の財政的コミットメントのレベルと初期運用に向けて課金してほしいと考えている日付を簡単に理解することです。

"最短で(最初の実戦投入日を)達成することが最も重要なことではないかもしれません。技術的な)境界線をさらに押し広げることが重要かもしれません。これらの決定は、私がリーダーたちに考えさせるために与えたものだ。しかし、私が彼らに与えたすべての決定は、従来のものよりも優れた決定です」。

空軍が戦闘機のためのより高い先行費用を支払うために納税者を必要とするビジネスプランのための財政支援を得るつもりであるならば、それは明確に希望の戦闘能力を識別する必要があります、IRIS Independent Researchの航空宇宙アナリストであるレベッカ・グラントは言った。

"今、私たちはF-35、F-15EX、デジタルセンチュリーシリーズの小ロットコストを持っています。"と彼女は言った。"それがそんなに素晴らしいものなら、たぶんそれは先行コストに見合うだけの価値があると思います。確かにそれは異論はあるかもしれませんね。これは、同じようなバッチサイズで同じようなコストで、すべてのペニーの価値があった新しいF-117なのでしょうか?我々には分からない"

技術的な面では、空軍は仮想環境でのテスト活動を実施するための厳格で標準化された方法を確立する必要があります。また、政府所有のコンピューティング環境を介してコーディングを行うことに、産業界が賛同する必要がある、とローパー博士は述べています。

"すべての産業界のパートナーが独自のメカニズムを作成することはできません」と、ローパー氏は述べています。"デジタル設計とアセンブリについても、物理的な設計のアセンブリと同じように厳格なプロセスが必要です。そのためには、私たちは政府の中でそれを所有し、政府の中でそれを認証することになります」。

そして、おそらく最も重要なことは、空軍はこのコンセプトを議会に売り込まなければならないということです。ローパー博士は国防委員会のスタッフにブリーフィングを行い、それらの委員会に座る多くの議員と機密セッションを開き、NGADの開発と試験活動の詳細な進捗状況だけでなく、ビジネスケース調査の結果を発表しました。

"この件では、何人かの厳しい聴衆を相手にしました。プログラムを削減したいと言われた人や、なぜ必要なのか理解していない人もいました」と彼は認めました。"しかし、私はこのようなブリーフィングの中で、『これは未来のことだ、今やるべきだ』と言っている議員以外の何者でもありませんでした。なぜもっと早くしないのか?なぜスピードが出ないのか、その答えは単純にお金の問題です。デジタル技術がそれを可能にしているので、今日はもっとアクセルを押し下げることができます。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で下翻訳をしました。
米軍はATLAで研究していたDMUデジタルモックアップ技術を持っているらしい。
DMUデジタルモックアップ技術は、日本のF-3開発にも23DMU~24DMU~25・26DMUと次々と製作され、延々とシュミレートされ最強の戦闘機を製作する最先端の日本の特殊な技術だと思っておりましたが、米国でもT-7RedHawkでもとっくに完成され技術のようだ。米国でもDMUで第六世代戦闘機用に使用され、次世代戦闘機用にテストデモンストレーターの飛行まで行われているという。

おそらく、幾つかある次世代戦闘機用DMUの一つが下記画像だと思われます。

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By Secretary of the Air Force Public Affairs / Published September 14, 2020


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(U.S. Air Force courtesy graphic)

バーバラ・バレット空軍長官は、2020年9月14日、バージニア州アーリントンで開催された空軍協会の航空・宇宙・サイバー会議で、新たな兵器システムの呼称 "e "シリーズを発表しました。航空機、衛星、兵器システムなど、デジタル工学的に設計されたものには "e "の接頭辞(瀬頭語)が与えられる。

アーリントン, バージニア州 (AFNS) --

バーバラ・バレット空軍長官は、空軍協会の会議の出席者に対し、空と宇宙技術の未来には、物理的な形になる前にデジタルで設計され、事実上テストされる航空機、兵器、人工衛星が含まれるだろうと述べました。

真のパラダイムシフトであり、買収を検討しているシステムは、ボーイングeT-7Aレッドホーク上級訓練機のように、デジタル基盤で設計、開発、製造されることになります。この新しいプロセスは、国防総省のデジタルeシリーズのアプローチの一部である。

同長官は、世界的なパンデミックのためにバーチャルで開催されている今年の空軍協会の航空・宇宙・サイバー会議での基調講演の中で発言しました。

この会議は世界的なパンデミックのために仮想的に開催されています。"企業がデジタルエンジニアリングによって提示された可能性を受け入れるように鼓舞するために、今日、空軍省は新しい兵器システムのデジグネータ-'e'シリーズを発表しています "とバレットは言いました。"航空機、衛星、兵器システムなど、デジタル・エンジニアリングされたものには「e」の接頭辞が付けられます。

デジタルアプローチを使用して設計された米空軍初の航空機、eT-7Aレッドホークは、モデルベースのエンジニアリングと3D設計ツールを採用し、組み立て時間を80%短縮し、ソフトウェア開発時間を半分に短縮しました。この航空機は、コンピュータ画面から初飛行までわずか36ヶ月で完了しました。

他の空軍や宇宙軍のプログラムでも、デジタルエンジニアリングの力を活用して設計とテストの時間を短縮しています。将来的には、より多くの空軍および宇宙軍の買収プログラムが、デジタルエンジニアリングの原則を使用してシステムの設計、コード化、構築を行うことになるでしょう。

空軍関係者によると、eSeriesデジタル獲得プログラムは、完全に接続されたエンドツーエンドの仮想環境となり、物理的な兵器システムがどのようなものになるかをほぼ完璧に再現することができるようになります。それは、可能な限り最高のシステムを設計するために、何千回、何百万回もの仮想的な反復をマシンスピードで可能にすることで、技術のバトルスペースでの競争を助けるために、前例のないスピードと俊敏性をもたらすでしょう-しかし、単一の最高のデザインを構築するだけです。


 
米国空軍パイロットト養成の再編成は、新たな紆余曲折を作る

MQ-9 Reaperの後継機はGA-ASI(ジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ社の大胆で新しいビジョンを示します 
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JAXAとトヨタ、有人与圧ローバの愛称を「LUNAR CRUISER」に
決定
【JAXA・トヨタ自動車株式会社】2020年08月28日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)およびトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、両者が共同研究を進める燃料電池車両技術を用いた月面でのモビリティ「有人与圧ローバ」の愛称を「LUNAR CRUISER(ルナ・クルーザー)」と命名しましたので、お知らせいたします。

「LUNAR CRUISER」という愛称には、共同研究において試作車の製作など実際にモノづくりを進めていく中で、関係者や一般の方々に親しみを持ってもらいたい、トヨタのSUV・LAND CRUISERがもつ「必ず生きて帰ってくる」という精神や、品質、耐久性、信頼性を月面という過酷な環境を走る有人与圧ローバにも引き継いでいきたいという想いを込めています。

JAXAとトヨタは、2020年代後半の打ち上げを目指し、2019年6月13日に締結した共同研究協定に基づき、有人与圧ローバの研究を進めています。今年度(2020年度)は、シミュレーションによる走行中の動力や放熱の性能確認、タイヤの試作・走行評価、VR(仮想現実)や原寸大の模型を活用した有人与圧ローバ内部の機器配置の検討など、各技術要素の部品の試作、試作車の製作に取り組んでいます。
さらに、JAXAとトヨタは、“チームジャパン”の仲間づくりの一環として、「有人与圧ローバが拓く“月面社会”勉強会(通称、チームジャパン勉強会)※」を通じ、有人与圧ローバを出発点として、将来の月面社会のビジョンや課題について様々な業種間で横断的に意見交換を行っています。

JAXAとトヨタは、今後も、様々な業界の企業の技術力や知見を結集し、“チームジャパン”として持続的な月面活動の実現に向けて挑戦してまいります。

JAXA、トヨタ、三菱重工業株式会社の3者が幹事会社となって2019年8月より開始。現時点で、勉強会を3回、月面社会共創セッションを1回開催し、参加登録企業は約100社。

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トヨタがテレビCMで月面移動車輌のことを取り上げていました。2019年6月13日に有人の月面探査機に取り組むためJAXAとトヨタが共同研究契約に署名したことは知っていましたが、調べてみると私の予想以上に開発が進んでいることに驚きました。




2020年01月02日

2017年12月24日


2020年8月28日宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ自動車株式会社(トヨタ)は、JAXAとトヨタが共同研究中の有人加圧の月面移動車輌を「LUNAR CRUISER」と命名したことを発表しました。
トヨタの人気SUV・LAND CRUISERをもじって、LUNAR CRUISERってべたすぎるネーミングにちょっと笑いましたが、よく考えれば、トヨタにとって、これしかない本気のネーミングです。

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共同研究期間 2019年6月20日~2021年度末。各年度の研究内容(概要)は以下の通り。
2019年度 実際の月面走行に向けて開発が必要な技術要素の識別、試作車※の仕様定義
2020年度 各技術要素の部品の試作、試作車※の製作
2021年度 試作・製作した部品や試作車※を用いた実験・評価
一般市販車をベースとして改造した車両 

2029年の打ち上げを目指した構想(案)

2022年~ 1/1スケール試作車の製作・評価、月極域での走行系に関するデータ取得・実証
2024年~ エンジニアリングモデルの設計・製作・評価、フライトモデル(実機)の設計
2027年~ フライトモデルの製作・性能品質検証



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人員は米国のオライオンロケット→月近傍有人拠点ゲートウェイ経由で有人月面離着陸機で月面へ降下

有人与圧ローバー(ルナクルーザー)は日本のrH-3ロケットHTB-X発展型で月軌道

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2台のLUNAR CRUISERを月面へ 2台のLUNAR CRUISERは2029年に月面へ搬入され、2034年までの間に5回の有人月面探査を行う。1回の探査で数百kmの範囲を走行、次の探査地域へ移動するのを繰り返すため、6年間の走行距離は1万kmと見積もられている。

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月面に降下する月面車の想像図。着陸機は、ヘラクレスを元にJAXAが開発する案が有力で、1機の着陸機に2台の月面車が搭載される


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https://news.mynavi.jp/article/ises2019-3/

月面探査する宇宙飛行士は4人チームのため、2人乗り月面車を2台利用する。4人乗り1台としないのは万一1台が故障したとき、もう1台に4人乗って月着陸船へ引き返すためだ。これまでに説明した通り、貨物搭載量10tの着陸機で月面へ搬入されるため、1台の重量は5t以内にする必要がある。

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Car&Leisure


トヨタとJAXAは、2020年代後半の打ち上げを目指し、2019年6月13日に締結した共同研究協定に基づいて有人与圧ローバの研究を進めており、今年度(2020年度)においては、シミュレーションによる走行中の動力や放熱の性能確認、タイヤの試作・走行評価、VR(仮想現実)や原寸大の模型を活用した有人与圧ローバ内部の機器配置の検討など、各技術要素の部品の試作、試作車の製作に取り組んでいるほか、“チームジャパン”の仲間づくりの一環として、「有人与圧ローバが拓く“月面社会”勉強会(通称、チームジャパン勉強会)」を通じて、将来の月面社会のビジョンや課題について様々な業種間で横断的に意見交換を行っていると述べた。

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重量6トン 長さ6メートル、幅5.2メートル、高さ3.8メートル(マイクロバス2台分)です。13立方メートルの居住空間(4畳半/ワンルームほど)を備え、乗員2名。ただし、車両の緊急事態を想定して、4人の乗車が可能。2名の宇宙飛行士が最長42日間生活可能。真空の月面で、車内では宇宙服を着ないで生活できるよう生命維持装置を備えたキャンピングカーであり、仕事をする移動研究所でもある。むしろ「移動可能な月面基地」と言う方が適切かもしれない。

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燃料電池電気自動車(FCEV)技術を使用し水素燃料を使用。トヨタの次世代燃料電池を搭載し、一回の水素酸素の充填で、1000km走破。5回のミッション無人での移動を含め1万kmの月面走行を予定。太陽光発電と蓄電を行い補助エネルギーとする。

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発電によって生成された水は飲用等に活用。また、月面の極部分のクレーター内に存在が予想される水を発見する為に月面各所を移動する。発見した水は将来月面活動を行うのに貴重な資源となる。

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月面で「1泊2日」の過酷な旅


月の自転周期、つまり1日の長さは地球の28日に相当するので、月面探査が42日間というのは、ちょうど月の1日半に相当する。これは月の日の出時刻に着陸し、夜を経て翌日の日没時刻に離陸する計画だからだ。

月面車はまず、14日間続く月の昼の間、数百kmの探検に出て、出発地点の月着陸船近くに戻ってくる。ここで14日間の夜を過ごしたあと、再び14日間の昼の旅に出る。従って月面車は、オフロードを数百km走れる燃費性能と、14日間の夜を過ごす能力を兼ね備えていなければならない。

月の夜は過酷だ。表面温度はマイナス170度という、南極よりはるかに寒い環境になるため、人間はもちろん機器類、特に液体を使うバッテリーなどが破損してしまうからだ。保温のためにエネルギーが必要だが、夜間は太陽電池も使えない。南極観測での「越冬」に対して、月面の「越夜」とも呼ばれる、高いハードルだ。

トヨタはこの「燃費問題」と「越夜問題」を、燃料電池で解決することにした。日中は燃料電池の電力で走行し、夜間はヒーターの電力として利用するわけだ。既にトヨタでは燃料電池自動車「ミライ」などを販売しており、月面車もこの技術を利用する。地球上の燃料電池車は水素と空気中の酸素から電気を生み出すが、月面車は水素と酸素の両方をタンクに溜め、燃料電池に供給する。反応して生成された水は、地球上では捨ててしまうが、月面では宇宙飛行士の飲み水などに利用できる。燃料電池本体は基本的に、地球上で市販する自動車用のものを使えそうだとのことだ。


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月面拠点




初日本製月面探査車輌はルナクルーザーではないベンチャー企業製となりそうです。

執筆中

 
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